なんでもない普通のいちにち

いとでんわ 第2期(2011年12月-2012年1月)

ジリリリリ…

夢の中から現実の感覚が戻ってくる。

ふかふかであったかいお布団の中。
あと5分、あと5分って1時間くらい時間が経つ。

さっきまで見ていた夢のことが思い出せそうで思い出せない。

カーテンを開けるとやわらかな朝の光が差し込み
窓から見える空は嘘みたいに青い。
ひんやりとした外の空気が冷たくて
なかなか布団から出られない。

もうそろそろ起きなくちゃ。
ふわぁっとあくびをして
ゆっくりと伸びをして朝の匂いを吸い込む。

外に出ると並木通りに落ち葉がたくさん落ちているから
わざとザクザクザクって葉を踏んで音を鳴らして歩く。
魔女みたいなホウキでご近所さんが毎朝落ち葉を掃いている。

電車に乗り込み、ぎゅうぎゅうに押しつぶされながら
やっとの思いで職場にたどり着く。

人ごみは嫌いだ。

仕事が終わったら、すぐに電車に乗り込んで家に帰る。
帰り道できれいな月や星が見えると幸せを感じる。

とても風が冷たいけれど、少しだけ立ち止まってみる。

息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
白い息がもう冬なんだなって思わせる。
だけど雪は降っていないし、景色は秋のよう。

雪のない冬にはまだ慣れない。

家につくと、見慣れた顔がたくさん。
くだらないことでただただ笑い合ってる。

幸せってなんだろう。
寝る前にそんなことをよく考えてみるけれど
いつも答えはよくわからない。

だけど、当たり前のように生きているこの瞬間。
特別なんかじゃない日常がとても大切なように思う。

そんなふうに思えることがとてもいい。
そんなことがとても素敵なことだと思う。

小さな幸せを見つけられたとき心が満たされる。
明日も小さな幸せを見つけよう。

おやすみ。またあした。