本がくれる時間と気持ち。

いとでんわ 第2期(2011年12月-2012年1月)

カフェクロスポイントには絵本や児童書、写真集など
手にとりやすいものを中心に置いてあります。

カフェでご飯を食べる。お茶をする。
それは勿論なのですが、その傍らにこんな本があって
ゆっくり楽しめたら良いなぁと感じられたものを
独断と偏見で選んでおります。
私自身そこまで書籍に明るいわけでもないですし、
本棚内のラインナップの中にはお客様のご好意で
置いてくださるものもあったりします。

パッと見ると色もサイズも本当にバラバラで、
なんだかザワザワとした感じ。
でも、そんなところもらしくて良いかな。
なんて思ったりしています。

何よりも。

大好きな『はらぺこあおむし』を見つけた時の
ぱぁーっと明るくなる言葉にならない喜びの表情。

震災で被害を受けてしまった故郷の復興、そこに
生きる人達の何かの力になれたらという思いで
作られた『山田写真』をじっと眺める静かな表情。

あさえとちいさいいもうと』をお母さんに読んで
もらいながら、目の前のバニラアイスを食べること
も忘れてそのお話にじっと聞き入っている小さい
女の子の集中した表情。

「懐かしい~!」と言って『おしいれのぼうけん』の
ページをめくる嬉しそうな表情。

そんな時間を過ごしてくださる姿を見かけるたびに
この本を置いてよかったなぁ、お店にいてくれて
ありがとうと、出会いに感謝する気持ちになります。

1日24時間。どんな人でもそれは同じ。
そんな限られた中で少しでも「お店でゆっくりする」
という時間を取ってくださることに応えることと、
素敵な本との出会いをつなぐ手助けができること。

それがお店の全てでは勿論ありませんが、絶対に
忘れてはいけない大切なことでもあります。
自分自身がそんな本との出会いを楽しみながら
これからも良いなと感じたものを、そっと本棚に
忍ばせていこうと思っています。