平々凡々

第2期(2012年4月-5月)

 
目覚ましが鳴る
5時50分
仕事にいくときのアラームを解除し忘れていたようだ
携帯を手探りでみつけ目覚ましをとめる

夢をみる
凶悪犯に命を狙われ逃げまわっているうちにぼくが殺し屋になり若者グループのひとりを殺してしまうのだけれどなぜかその若者たちと仲良くなり笑いあっているがこの笑顔の真偽のほどはわからないなと思っているところで、、

目を覚ます
時計の針は10時36分をさしている
カーテンの隙間からよく晴れているであろう陽射しが差し込む
布団の中でTwitterとFacebookをチェックする
のろのろと起きあがる
何年か前から寝起きのときに右足の甲が少し痛む
このことを彼女さんに話したら年寄り扱いされたっけ
バナナを食べながらヤカンに火をかけ食パンをトースターにセットする
ポッカのゲージに霧吹きをする
西アフリカトカゲモドキのアルビノで唯一のペット
小さな恐竜みたいでかわいい
お湯が湧いたときになるヤカンのピーっという音が嫌いなので見計らって早めに火をとめ、珈琲を淹れる

10時58分 珈琲とトーストの香ばしい匂いが一日のはじまりを無意識に感じさせてくれる
洗濯機をまわしながら友人に「今日ひま?」とメールをする
パソコンを立ち上げ朝食をとりながら本日の予定を考える
観たい展示がいくつかある
「今日は仕事だよ(´Д` )」と友人からの返信
なので、渋谷から恵比寿コースでスナップしながらギャラリー巡りすることにした
YouTubeでBach Partita No.6 Toccataを流す
音楽は家でしか聴かない
移動中はほぼバナナマンのPodcast
お笑いはぼくにいろんなことを教えてくれる

洗濯物を干しながらBachの音色と春のポカポカ陽気に心躍らせる

11時52分 電気、火の元を確認して出掛ける
通勤が徒歩になってから電車に乗るのは休日だけになった
本を読む時間がだいぶ減ってしまったけども、遅延やラッシュ時のストレスから逃れることができるのは嬉しい
電車に揺られながら今後取り組むシリーズを考える
ひとつ、只今実行中
ひとつ、いくつかのアイデアを集結することで今までのぼくらしさを破壊し、これからのぼくらしさを再構築する
ひとつ、複写を使わずに現実と虚構を表現する
ほかにもルーツである古里や家族をもっと撮りたい
ぐるぐると考える

12時41分 渋谷に到着する
Open前のヒカリエを少しぶらつく
Tomio Koyama Galleryが入るらしくそのオープニングエキシビジョンがダミアン・ハーストということでとても楽しみ
少し暑くなってきた
DIESEL ART GALLERYでチェン・マンを観る

13時11分 恵比寿に向かって歩いてゆく
だいぶ暑くなってきた
お腹が空いてきたのでコンビニでサンドイッチと珈琲を買う
歩きながら食べるとき「食べ歩きはみっともない」と言っていた友人をいつも思い出す
でも気にせず食べる
美味しい

15時20分 limArtでNerholを観る
木の香りが漂うシンプルであたたかい雰囲気のギャラリー
とてと心地よい空間だった
スナップしながら歩いて原宿まで戻る
果たしてこのシリーズはこのスタイルで撮っていて良いのだろうか
もっと撮りながら学ばなければ

17時02分 風が出てきた
雲ゆきもあやしい
目も足も疲れてきてズキズキと頭が痛む
そろそろ帰りどき

18時37分 最寄駅に着くと道路が濡れていた
どうやら雨が降ったらしい
雨があがったあとの独特な匂いがする
なんだか高校生のころを思い出す
TSUTAYAが旧作100円になったらしいのでDVDを借りようと寄ってみるが観たいものがみつからずに借りずに出る
近所のスーパーに寄る
今夜はピーマンがなんだか気になる
夕食は麻婆茄子に決定

19時16分 帰宅
風呂を洗いお湯をためる
米を研ぎ電子ジャーにセットする
麻婆茄子と味噌汁を作る
お風呂に入る
なんだかんだで20時40分
パソコンを立ち上げ、ポテトチップスのり塩味を食べながらネットする
ポテトチップスはコイケヤと決めている

20時49分 彼女さんから「今から帰るよー」とメールがくる
そういえば、来月中旬に里帰りすることを親に電話するのを忘れていた
後でメールして明日にでも電話することにする
バナナマンのa shocking moveを流しながら引き続きネットする

21時25分 彼女さんが帰ってくる
とても疲れている
ぼくが彼女さんに癒されるくらい、ぼくに彼女さんを癒す力があればいいのにと切に願う
世界フィギュアのエキシビジョンの録画を観ながら夕食をとる
彼女さんはお風呂に入り、ぼくは皿を洗う
皿洗いは瞑想と似ている
いつかの傘の写真にタイトルがつく
「ぼくを傷つけてはいけないなんていう決まりはない」

23時03分 親にメールをするのを忘れたことに気がつく
彼女さんは明日の仕事に備えて早めに休む
ぼくは珈琲を淹れ、アパートメントに掲載する記事を書きはじめる