2009年2月4日の記憶

第2期(2012年4月-5月)

 
いつものように彼女さんと夕食をとりながら、あるテレビ番組をみていた

嫁姑の話

夫の実家に入ったお嫁さん
「お手伝いしましょうか?」といっても「自分のことは自分でしますから」といい放つような頑固なお姑さん
打ち解けようとしてもお互いの溝は深まるばかり
ストレスのたまる毎日

やがてお嫁さんは妊娠して、お腹も大きくなり、起き上がることもしんどくなりました
そんなお嫁さんをみて、お姑さんは「妊娠なんてそんな辛いもんじゃないんだからシャンとしなさい」と叱りつけます
そのことがきっかけで、お嫁さんは夫を説得し家を出ることにしました

数年間、実家に帰ることもなく暮らしたそうです
やがてお義父さんが亡くなり
夫からは「近頃、母の体調が良くない」という話を聞いていたので、お姑さんの様子を見に数年ぶりに実家へ訪れます
そこには歳をとり、体が思うように動かなくなってしまったお姑さん
掃除も満足にできなくなり、整然とされていた家の中は散乱していて、布団は敷きっぱなし、テーブルの上には食べ残しが入った食器がそのままになっていました
その光景を目にした時「あぁ、私はすごい親不孝してるんだな」そう実感したそうです

そして、逃げずにきちんとお姑さんと向き合おうと決意するのです

趣味で写真をやっていたお嫁さん
写真を撮ることを口実にお姑さんを訪れお世話をすることにしました
しかし、カメラに顔さえ向けてくれません
やっと撮れた写真も顔がブレていたり距離のある後姿ばかり
それでも毎日毎日通います
雨の日も風の日も
そして数ヶ月経つと、最初は顔さえ向けてくれなかったお姑さんが、本当に少しづつではありますが笑顔をみせるようになります

その後、本格的に体調が悪くなってしまったお姑さんにお嫁さんはいいました
「私達と一緒に暮らしませんか?」
お姑さんはひと言
「よろしくお願いします」
そういって、深々と頭をさげたのでした

ありがちな話なのかもしれませんが、なんというか、、人はこうあるべきだと強く思ったのです