湧き出る景色

第20期(2015年4月-5月)

栗の木のはなし

私は栗の木でした。
私の目の前には広い平地があってその眺めは抜群です。
首を通る清らかな水と顔にあたる柔らかい風はそのおかげです。
私の左右には、花が咲く名の知らない木、その香りで花歌が止まりませんでした。
私は動く事ができませんが、毎朝私をくすぐる小鳥がやってきます。
小鳥は歌い、私は踊り、毎日のそれが日課です。
私の葉を食べる虫たちは、食欲旺盛でまるで大地の母のような気分を味わいました。
そんな日々を思い出した、今日この頃です。

親指みたいなペット

親指みたいなペットが懐いてる
ちょっとぬるくて愛らしい
家に帰るとスリッパの
ちょっと影で休んでる
一粒のごはんを頬張るあいつ
親指みたいなペットがニヤけてる

ブランコで登校中

今日もブランコで登校してる
着きそで着かないブランコ登校
行ったり来たりのブランコ登校
いつまでたっても登校中

鳥ノ木のはなし

トリがいっぱいとまってる
トリが素を作って卵を産んだ
卵が破れてトリが倍増した
私は鳥ノ木です
と思った瞬間、トリ飛びだった。

たんぽぽ食べて綿毛のうんこ

まだまだぐるぐる溢れてる

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