どうしても気になる、カラダのこと♡

第23期(2015年10月-11月)

タイトルからちょっとエッチなのを想像した方がいたとしたら、ごめんなさい。脱ぐには脱ぐでも、今回は皮膚まで脱いじゃった部分のお話。

今月末から始まる、大学の油画研究室と美術解剖学研究室の共同主催のグループ展に参加することになった(詳細は文末に記載)。
そもそも、現在の作品テーマに至るきっかけは、大学の美術解剖学の課題提出だったように思う。
学期末の課題提出が、「あるテーマに沿った論文、あるいはそれに準ずる作品を提出すること」という条件だったため、私は鉛筆で描いた小作品を提出した。その作品は、人間の襟足辺りに無数の茸類が幾重かに重なりドレープのような形状を描いて浸食しているものだった。
元来、人間の身体や肉体に限ってはとても興味があって、同じものが自分の中にも入っていると思うと、精神的皮膚感覚を刺激されるようでゾクゾクした。

ところで思い返してみれば、高校の生物の時間に「例えば、人間に必要な全てのパーツを集めてその通りに組み立てられたとしたら、それは果たして動くのか?もし動かない場合は、生きている人間と何が違うのか?人間のモーター源は心臓か脳か?脳は脂肪でも肉でもなく一体何でできているのか(そんなこと言ったら他の臓器もだけど)?」というような質問を生物の先生にして授業を潰したことがあった。⇒先生には「脳にはまだまだ分かっていないことが沢山あるんです。」って一蹴されて終わったけど。
ちなみに、現代文の時間は時間で「もし輪廻天性があるとしたら、現世⇆天国 の魂はサイクルしてるってことで人口増減も納得できるけど、もし輪廻天性が無いとしたら天国は死んだ魂が増える一方で収集がつかない!一体どうなってるんだ!?(今考えると、あくまで死んでも魂は残るって絶対的に信じてたんだな///)」という説を黒板に図を描いて(※下の画像参照)説明したこともあったっけ..完全に黒歴史…..

IMG_6209のコピー

※現代文の時間に黒板に描いた、何かこんな図。

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今回展示に参加することになって、改めて自宅の本棚にある身体とか解剖系の本を数えてみたら、結構ある……
沢山の解剖図や構造を見たけれど、だからといって医学的知識が精通していく訳ではなくて、何というか、子供が絵本を読んでいる感覚に近い。絵本を読み終わって自分に回帰した時に得られる心境や感覚の方が実は目的だったりする。

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持っている本の中でも特にお気に入りだったのがこれ。

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何回も開いて背表紙も剥がれちゃってボロボロなんだけど、色々見た中で唯一本物の人間の写真で記載されてる^^
本屋さんで他の書籍も沢山見たんだけど、どれもリアルな絵かCGで、なかなか本物の人体解剖図が載ってるものが無いんだ。欲を言うならば、当たり前だけど亡くなった人の身体を撮影させてもらってるから鮮度が悪くて色がくすんでること。もしかしたらプラスティネーションかも(人間の水分の部分を全て樹脂に入れ替えて保管する、アルコール漬けなどに変わる新しくて便利な標本。)鮮度のよい臓器はとても鮮やかで綺麗な色をしてるって、昔先生が言っていたんだ。でもこればっかりは医学部とかでなければ見られないよね。

出発は解剖学の授業から始まったけど、今は現実の身体に忠実である必要は全く感じていなくてあくまで自身の皮膚感覚にとってリアルであればいいと思っている。また、近年興味はどんどん皮膚や表皮に移行していて、それは自分の目で確かめられる唯一の自分の身体であり、自身(内部)と社会(外部)が触れ合っている接触部だからかもしれない。
   
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【東京藝術大学特別展示】はじまりは久米桂一郎から ─メディカル アート& イラストレーションの歴史と現在

日時: 2015年11月21日(土)より12月2日(水)午前10時から午後5時
    入場無料
場所: 東京藝術大学美術学部絵画棟1F 大石膏室・アートスペース
事務局:東京藝術大学「メディカル アート& イラストレーション展」実行委員会
    東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 内

 東京美術学校西洋画科(現・東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻)の教授で、美術解剖学の講義も担当した久米桂一郎は、黒田清輝と並んで日本の近代洋画の巨匠である。同時に、森鴎外と共著で美術解剖学の著作も残し、東京美術学校で美術解剖学の講義を長年担当した(在職期間189 6 年から1932 年)。
 本展示では、近代日本の美術を牽引した久米桂一郎の業績に焦点をあて、当時の授業で使われた美術解剖学の掛図を多数展示することをはじめ、現在の絵画科油画の教員・卒業生学生等の作品や、現代日本のメディカル アート&イラストレーションの作品を展示し、科学と芸術をつなぐ歴史と現在を展望する。
 東京藝術大学の美術解剖学研究室には、久米の手になる掛図や解剖図などが多数残されており、その作品の大部分は未公開のものである。久米桂一郎が、絵画において科学的視点に立ったこと、そして解剖学において生命の源の観察を行ったことは、まさに美術と医学は同源であることを示す。

http://geidai-oil.com/
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2015,11,14