文字たち

第24期(2015年12月-2016年1月)

あけまして、おめでとうございます!

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[ 月百姿 玉兔 孫悟空 / 月岡芳年 ]

今年は猿年ですね。↑兎もいますが、それは気にせず、笑。

1年の始まりということで、今年はどんな風に過ごそうかと考えていて、ふと思い出した言葉がありました。

「井の中の蛙 大海を知らず」

私はこの言葉が大の苦手で…笑 出会ったときがいつだったかわかりませんが(子供のころ)、突然現実をつきつけられたようで「世の中はなんて残酷なんだ」と思いました。そして「私はそんな蛙になりたくない…」とも。

しかし、大学入試に落ちた時も、東京の予備校に通いだして周りの人の上手さに凹んだ時も、知識教養などが足り無くて人と話せなかった時も…(書いていて凹んできましたが。)この言葉を思い出すのでした。。

しかし悔しいけど、そのおかげで「蛙やないか!このままは嫌じゃ!」という気持ちとともに進んで来れた気がします。

きっとこれからも「蛙やないか…」と気付き、はい出そうともがき、の繰り返しなのでしょう。そこに幸せが見つけられるかどうか。

井戸の中で一生を終えることも愉しいかもしれないけど、私は大海が見たい。

恥は若いうちにかけと言いますしね。(かいた後どうするかが一番苦しく、しかし大事なんじゃないかーやだなぁ涙 とも思うけれど………)

今年もこの言葉を胸に、がんばります!

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そういえば私のアパートメントの連載も折り返し地点を過ぎているのですね。5/9回目です。

5回の連載があっという間に過ぎてゆきましたが、言葉を書くほど自分の教養不足・勉強不足を痛感するものです。

恥ずかしい…と独りで落ち込みつつも、調べたり読んだりする事で出会う新しい知識(または表現)はとても気分を高揚させてくれて…本って素晴らしい。

そういう訳で、今年はもう手を動かすのは当たり前として。沢山本を読み楽しむ1年にしたいと思います!

何かお勧めありましたら、ぜひ教えてください(笑)

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そういえば、藝大に入学して一番最初に感動したのは大学図書館でした。専門的な技術書、図鑑、資料、自伝、展覧会図録、雑誌(美術手帳とかideaとか)…などなど、とても面白くて1年生の頃は特に沢山通っていました。

もちろん一般の方でも利用できますよ◎(上野公園へお散歩がてら、立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。)

東京藝術大学付属図書館

最近もまた読んだりと、何年か前に図書館で出会って以来、何度も読んでいる本があります。

ポール・ランド、デザインの授業
[ ポール・ランド、デザインの授業 ]

「バイブルにしたい、しかもバイブルにしてるっていうのは人に秘密にしたい」という訳の分からない独占欲が湧いたほど(きっとみんな読んでるよ…笑)、心が動かされる本でした。

グラフィック・デザイナー、ポール・ランド氏のインタビューや講義、対話などからまとめられた一冊で、80ページほどの小さな本です。
学生との会話もあり、教授との対話もあり。デザイン、アート、哲学、、分野の垣根を越えて本質に迫るランド氏の視点は、私たちが学ばねばならない事、考えねばならない事をストレートに、教えてくれているように感じます。

“すべての芸術は関係だ。すべての芸術が。そこから始めるべきなんだ。それが出発点だ。デザインとは関係である。形と中身の関係だ。”

デザインを仕事にしていないという方でも、「デザイナーってこういう事を考えているんだな」と思えたり、楽しめる一冊なのではと思います。

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2016年。今年も皆様にとって、私にとって(笑)、充実し、そして更なる飛躍の1年になりますように! 

そして良い本に沢山、出会えますように。

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