感じる事と考える事

第24期(2015年12月-2016年1月)

みなさん、こんばんは。二ヶ月間連載期間を頂きましたが、あっという間に最終回を迎えました。

最後に何をテーマにしようか、、と迷いに迷ってしまいましたが…今回は「美術」やその環境について?少し書こうと思います。

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美術、とは。

必要でしょうか。そしてなぜそう思うのでしょうか。

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私の話になりますが

高校を卒業するまで「絵を書くのは好きだけど」という程度で特に美術やアートが好きという訳ではありませんでした。

美大を受験して合格して大学の授業を受け、やっと(といったら変だけれど)「美術の勉強って面白い…のか!」と気付いた、大学入学まで正真正銘全く知識も無く「好きだった」というだけで進学をした一人でありました。中学の教科書も高校(書道との選択制だった)の教科書も全く頭に入っておらず。。。 (裏を返せばその程度でも実技と国語英語を頑張れば美大進学には問題ないという意味でもありますね笑…)

大学の授業、といっても色々あるのですが専門的な座学よりも、概要を考えたり作家の先生のお話を聞く授業がとても面白かったです。

つまりは人の思考(哲学)と向き合うという行為が面白かったのだと思います。こう書くと身近に感じられるでしょうか。

歴史や哲学、文化、私たちの生活。古典美術も絵画も工芸もデザインも、本来とても私たちの生活に身近なものであり、人々の営みとして脈々と続いている文化でもあります。前衛芸術、コンテンポラリー(現代)アート、と言われるものも今、人々の営みの、文化の一部であります。

「なぜこのような内容が少しでも多く教養として教えられないのだろう…」という疑問を持ちました。

義務教育から美術の授業は組み込まれています。ただし、もっともっと変わってゆく必要を感じています。

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有名な作家を覚え、作品を覚え、技法を覚え・・・興味があれば面白いけれど、無ければ教えられて「ふーん」で済んでしまうような、「雑学」のようなもの(感じが悪いかもしれませんが敢えて。。)が果たして美術の本質なのでしょうか。

美術はマーケットでしか無いのでしょうか。

「感じがいい」「面白い」「珍しい」「好き・嫌い」「美しい・美しくない」といった主観”だけ”で向き合っていないでしょうか。(自身にも言い聞かせています、、。)

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固く構えてしまって嫌厭するのも良くないので、、気軽に楽しむことも勿論大切です。根拠は無いけど何となく、といった感覚もとても大切です。

なのでそのためにも、「当たり前」が変わっていくと良いな、と思っていたりします。

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毎回本の話が多くなってしまうのですが…笑
展覧会に行くのも勿論良し、興味のある本を読むのもまたとても良し!ということで、本を一冊ご紹介します。

美の方程式

美学や美についての本は沢山〜世の中にありますが、こちらは薄くてエッセイのようでさらっと数時間で読めます。科学と美術の話が中心で図形も多いのですが、美学・哲学に関する記述もあり、全体を通して私は好きでした。
お時間ある方はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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それでは・・・拙い文章ではありましたが、計9回の投稿を読んで下さった皆様、ありがとうございました◎ 

またどこかで、素敵なジュエリーをひっさげて(笑)お会いできることを願っています。

仲道萌恵