2/1 はるえから 

管理人室の往復書簡

かおりさんへ

東京駅のすぐ近くのカフェではじめて会ってハグをして、アパートの話をしてから、今日。
月日が流れるのは早いね。

アパートメントが始まるにあたり、カフェで話した原点のようなものを忘れずにいたいと思っている。

ひとが、そこにいること。

息づかいを感じられること。

いろんなひとが、ここを訪ねてくれたら嬉しいね。

東京で好きな風景があって。
新宿の友だちのアパートのベランダからは、すぐとなりのアパートの階段が見えて、上をみるとすごくいい感じの落葉樹が広がっているの。

階段から女の人が降りてきてさ、こっちは寝ぼけてぼーっとしているのだけど、目が合ったそのひとは、おはようございますと挨拶をしてくれて、そのことが嬉しかったりする。

小さなことなんだけれどね。

なんだか、すごく好きな風景で。

人と付き合う上でちょうどいい距離感を、私はいつも測れずにいて、ちょっと難しくて。
極端なんだよね、近すぎたり遠すぎたり。
で、いつも理想として思うのはアパートの距離感なんだ。

スープの冷めない距離で、あなたはあなた、私は私で。

でも、ちゃんといることを知っている。

そんな感じがいいなって思うのです。

とりとめのないことになりました。
今アパートメントは仮設住宅だし、どんどん変わっていく。
いろんな発見と出会いをがつがつと見つけていこう。
はるえより。