管理人だより – 2015年7月号

管理人だより

「アパートメント」を読んでくださっているみなさまへ

こんにちは。管理人の朝弘佳央理・森山良太・鈴木悠平です。
日頃から「アパートメント」を読んでくださってありがとうございます。
先月から始まりました、管理人から住人さんや「アパートメント」の近況をご紹介する「管理人だより」。今月もお届けいたします。

1. 22期ライターさん・レビュアーさんのご紹介
現在アパートメントに寄せて頂いている記事は、これまでの住人さんから紹介文を添えていただいて、公開しています。
紹介文は「アパートメント」のFacebookページTwitterアカウントでご覧いただけます。記事と合わせてご覧いただければ幸いです。
現在執筆して下さっているライターさんとレビュアーさんをご紹介致します。

〈月曜日〉
ライター:小林舞香さん
レビュアー:落雅季子さん
月曜日当番は、画家・イラストレーターの小林舞香さん。数年前から東京でちょくちょく会って話す友達だったのですが、彼女がロンドンに制作拠点を移すというタイミングで、お誘いしました。長く東京で過ごし、素材やプロダクト形式を問わず幅広く表現をしてきた今まで。この時代に生まれ、社会のなかで生きる一人として、「絵を描く人」としてどう応えていくか。在り方を問い直す“修行”と宣言して始まったロンドン滞在。これからの連載が楽しみです。レビューは、21期当番ノートから続投の落雅季子さん。透明度が高く、幻想的な作品の世界観に共通点を感じ、レビューをお願いしました。(鈴木)

〈火曜日〉
ライター:山中千瀬さん
レビュアー:小沼理さん
安福望さんはらだ有彩さんからご紹介頂きました。私も以前から千瀬さんの夢のツイートを好きでTwitterをフォローしていました。第一回のコラム、この感覚の波間を滑るような感じ、言葉とものごとの間を繋げる軽やかな短歌に繋がる感触の速度が素敵でした。2ヶ月間楽しみです。
東京の暮らしについて書いてくださるとのことだったので、小沼さんの書いてくださっていたコラムの生活の香りをイメージし、レビューをお願いしました。(朝弘)

〈水曜日〉
ライター:Leikoさん
レビュアー:溝尻奏子さん
レビュアーの奏子さんにご紹介頂きました。フランスのストラスブールから帰国した今は、フランス語の翻訳や通訳、字幕監修をされているとのこと。
Leikoさんの文章からは、これと思うものには身を寄せて慈しむ在り方が伺えるようで、読者のみなさんにとっても色彩豊かな2ヶ月間になるのだろう、とわくわくしています。
奏子さんがその色彩をどのように読み解いてくださるのかも楽しみです。(朝弘)

〈木曜日〉
ライター:杉田廣貴さん
レビュアー:aasanoさん
ニューヨークにいる時に出会った、書道家・現代美術家の杉田廣貴さんを「アパートメント」にお招きしました。魂全体で書く人だな……と、彼の書を間近で目にして鳥肌が立った覚えがあります。実施、とても巨大な筆で、畳に打ち付けるようにして書くのです。
初回のコラムでは、杉田さんが書の道に至るまでの人生が語られていますが、記事内に杉田さんのウェブサイトへのリンクもあり、そこから作品の画像や動画もご覧になれますので、ぜひ観に行ってみてください。レビューは詩人のaasanoさん。人間の深層奥深くまでえぐるようにして物語を描いてくださった20期の連載。二人の魂はどう響き合うのでしょうか。(鈴木)

〈金曜日〉
ライター:加藤志異さん
レビュアー:大見謝将伍さん
「妖怪になりたい男」、加藤志異さんをお誘いしました。妖怪でいるアパートって面白いじゃないですか。…って、何を言っているのか分からない方もおられるかもしれませんが、加藤さんは本当に妖怪を目指して活動されているのです。こないだドキュメンタリーにもなったんですよ。「加藤くんからのメッセージ」。もうね、ほんとダメダメだなぁこの人って笑っちゃうぐらいの哀愁漂うドキュメンタリーなんですけど、なぜだか観終わったあと心が温かくなる。みんなに勇気を届ける。そんな人なんです。レビューは妖怪好きのライター・バーテンダーの大見謝将伍さん。彼の妖怪愛を語った記事「いなくてもいい存在をかわいがること」もあわせてどうぞ。

〈土曜日〉
ライター:akira kusakaさん
レビュアー:白水麻耶子さん
イルボンさんにご紹介いただきました。サイトの絵を見て、色や質感をひと目で好きになりました。第一回目のコラムをお読みいただくと分かるように、この絵がパソコン上で描かれたものだということにとても驚きました。奥行きや温度のようなものは、手段によらないのですね。
日下さんの音楽ユニットrepairの音楽がこちらから視聴できるのですが、こちらもとても素敵なのです。
レビューはやはり大好きな画家さんである白水さんにお願いしました。

〈日曜日〉
ライター:hrmさん(清水はるみさん)
レビュアー:横山雄さん
先日の横山さんの個展ではじめてお会いした写真家の清水さん。具象と抽象の「イメージ」について書いてくださっています。確かにあるものの朧気さにグラグラします。
レビューは取り次いでくださった横山さんです。(森山)

2.イベント・展示のご紹介
現在開催中のイベントをご紹介します。

はらだ有彩 個展《日本のヤバい女の子/牡丹灯籠》
中国の昔話からインスピレーションを得て三遊亭圓朝によって落語の演目となった「牡丹灯籠」をモチーフとした絵やスカーフの展示を神戸のカフェ・雑貨calasにて。8月の18日まで開催中です。
アパートメントにも牡丹灯籠のお露のことを書いてくださっています。

3. 管理人のつぶやき
つい先日、かねてからお会いしたいと思っていた方に思い切って会いに行きました。
会いたい、と思いながら会う勇気がなく、理由もない気がして会わないままもう会えなくなってしまった方がたくさんいます。
会いたいならそう伝えなければならない。ほんとうに、そう思います。
私はいつもはったりばかりで生きていて本当のところ臆病なのですが、それはそれでいいから、誠実に自分を積み上げていきたいなと改めて思ったのでした。
会いたいひとに体当たりで会いにいけるように。(朝弘)

管理人の部屋」という管理人3人が月交代で順々に書いていく企画が7月からスタートしました。そして8月は僕の番です。
多摩ニュータウンの一角にある実家のマンションには管理人室があり、管理人のおじいさん(通称:ドクター・ゲロ)もいました。小学校の帰り道にはよく飴玉をもらったものです。
ひどい名前で呼んでたなあと、今でも黒飴を舐めると思い出します。
この変幻自在なアパートメントで、ポジション「飴玉をくれる陽気な管理人」を目指してコラムを書こうと思います。毎月25日公開ですのでお楽しみに。(森山)

先日、重度障害を持つ方とのコミュニケーションに関する研修を受けてきました。その人の視線を感知することで入出力が可能な、透明文字盤やICTデバイスなど、アナログからデジタルまで。難病にかかり、眼球しか動かせないような状態の方でもコミュニケーションを取ることが出来るようにと開発された、様々な手立てがありました。文字通り、「目で語る」ということ。これらは、様々な障害を抱えた当事者の表現可能性をどこまで拡張出来るかという挑戦であり、発せられたメッセージを、周りの人々が、社会が、どこまで感知・受容・編集・翻訳できるかという挑戦でもあると思いました。(鈴木)

4. あとがき
第三通目となったこの管理人だより。今のところなんとか毎月お届けができていますが、二通届ける頃にはもう当番ノートのライターさんが入れ替わってしまい、時の経つ早さに驚くばかりです。
関わってくださった皆様に感謝しながら、日々少しづつですが整備・修復(築四年目)をしてまいります。
まだまだ厳しい暑さは続きますが、アパートメントでほっと一息ついて乗り切ってくださいね。