春の嵐

第2期(2012年4月-5月)

4月だというのに台風のような雨と風。
今日の天気のように出会いやキッカケ、変化なんてモノはいつも突然にやってくる。

アパートの厨房と用務員室担当のりょうたクンから突然のコラムの執筆依頼。
面識もやり取りも少ない僕にりょうたクンが放った「勘。」というメッセージ。

参った。勘かぁ。大雑把で良い口説き文句じゃないか。
こんな風に言われれば断ることはできない。個人的に、は。
お願いされる事は嫌いではない性分だし、コラムなんて書いた事がないけどきっと面白そうだと思って僕は引き受ける事に。
珍しく僕の勘ですら良い感じでヤレって言ってくるし。
そんなりょうたクンについては、ギターが弾けて、ジュンジュンの写真に憧れて、カオリさんと写真をたくさん撮って。
それぐらいしか知らないのに。

突拍子もないタイミングで何か起こった時、僕はギフトが届いたなあって思う。お歳暮やお中元、プレゼントではなく、ギフト。

昔、同名のドラマの主題歌にもなっていたBryan Ferryの「TOKYO JOE」の西洋人がイメージする日本とも中国ともつかない
アジアンチックなイメージを想像させるバイオリンのイントロが頭の中に流れてくる。
Bryan Ferryも9/26生まれ僕とジュンジュンと同じ誕生日!更に「TOKYO JOE」をリリースしたのが僕が生まれた1977年!
なんという偶然。
ただ、この手のギフトには判断が付かないものが多い。開けてみてのお楽しみ。

ジュンジュンが単焦点のレンズをNikonのD70sにつけて写真を撮りだした頃は僕は正直少し反対だった。
理由はここで書くべきようなものではないし、なんとなくずっと心のどこかに引っかかっていた。正確にはまだ引っかかってる。
NikonがBessaflexになりそして僕は片目を瞑ったような感じで2年間その写真を見ていた。
ジュンジュンもいろいろな理由が重なってシャッターを切らない、切れない日々があった。(正確には後から聞いた)
その重たくなったシャッターを再び押させたのは、その写真に憧れたりょうたクン。(これも正確には後から聞いた)

人との縁やタイミング、本人の気持ちも相まってコップに水がたまって溢れ出すかのようにジュンジュンが突然、個展をやるの!って言いだした。
大きく変わった心の状況や変化、見て見ぬふりしてきた事の懺悔や、嘘、真実、やせ我慢の匕首を突きつけた2ヶ月間。
これもギフト。
そんな訳で、送られたギフトを開けてみようと思う。そのハコの中には何が入っているのだろうか。

井戸に石を投げて随分経つような気もするけど、まだ水の音はしない。