長期滞在者
◆ 来月5日より、大阪帝塚山、ギャラリー・ライムライトで兒嶌秀憲氏との二人展が始まります。去年の8月の藤田莉江さんとの二人展『Strangely beautiful vol.2』以来なので、大きな壁面を使う展示はほぼ一年ぶりです。去年の藤田さんとの二人展はその前の展示から6年空いてました。それを1年に短縮したのは偉いと褒めてください。 兒嶌氏との二人展は3回目です。2012年に人物写真対決。201…
長期滞在者
家の近くの銭湯に行くと工事中でしばらく休む旨の貼り紙が出ており、その数週間後には閉鎖することをSNS上で知った。 水漏れが直らず大規模な水道工事が必要になり、閉館することになったと。 その銭湯はいつ行っても多くの人が入っていたし、この地域には珍しく入れ墨もOKな銭湯だからかサウナに入ると墨の入った人がよくいた。 また2階には卓球クラブがあり、その卓球クラブの練習が終わった後の時間には卓球で汗を流し…
長期滞在者
◆老けたなぁ、と思うのである。前にも書いたことがあるが、どうやら僕はずっと自分の年齢を自認的には39歳くらいだと思い込んでいたようなのだ。ド厚かましくも、ここ20年の老いを見ないふりして生きてきたのである。しかし思い込みは思い込みであって、当然のことながら僕は来月59歳になる初老の男である。自認が何歳であれそうなのである。 つい最近、長居公園に所用があり、そのあと帝塚山のギャラリーライムライトへ向…
長期滞在者
幼少期から高校まで暮らした家がJRと私鉄の駅の中間にあり、いつも気分によって使う駅を分けていた。 日によっていつも異なる道を歩いていたからか、今でも仕事終わりや外出した際には寄り道をしたくなる。 夜の参道は異世界に入り込んでしまったような感覚になる。 境内は駅に向かう人と駅から家に向かう人の通り道になっていた。 数年前にメディアを騒がした事件の当事者の家が近くにあり、今も格子で覆われた家からはライ…
長期滞在者
コトバ先行型の「自由」って、そのコトバ自体が枷になって自分を雁字搦めにしちゃうね。自由が、自由が、と言ったり歌ったりしてる人の大半は本当は自由の意味があまりわかってない気がする。何かにとらわれなくなっていく、ていうのは、時間をかけて、でも着実に一枚一枚脱いでいくもんだと思う。自分の中の不自由を凝視しなきゃ始まらないのに、そこをサボる。先日、あまりに希薄な「自由」を連呼する人の話を聞かされて思ったこ…
長期滞在者
朝起きると、何も着て無く、朧げに昨晩初めて会った人と飲んで一緒にホテルに入ったことを思い出す。 急いで会社に行く用意をしなあかんと思ったが、今日は土曜日だったのでホテルの近くにあった喫茶店でモーニングを一緒に食べる。 昨晩のアルコールが抜けない身体にコーヒーが効いて、前日の記憶を辿りながら、若干の照れくささと共に喫茶店にふさわしいような会話をして相手の職業も知る。昨日既に同じ質問をしていたかもしれ…
長期滞在者
本稿のレビュアーを務めてくれている盟友藤田莉江さんが、前にも紹介した通り、毎月一回二人展を敢行し、それを一年続けるという修行のような企画をとうとう完遂。しかもラスト十二回目は個展というハードな旅路を終えられました。僕も「七番槍」で参加させていただいたのは前にここに書いた通りです。残念ながら僕は十二回中二回だけどうしても都合がつかず観ることがかなわなかったのですが(申し訳ない)、それでも観ることが出…
長期滞在者
花粉で視界が曇る中、数時間前まで改行の間隔がやたら大きい設定になっていたwordで書いている。改行の間隔が戻ると、リズムが出てさくさく書ける。人間なんて単純だ。 先月の投稿は写真だけで済ませてしまった。 写真の表現を否定しているわけではないが、私の場合は表現の手段として写真を撮っておらず、スマホのフォルダの中から自分が1か月間の中で撮った”それらしい”写真を反射神経的に選択して投稿した。写真を選び…
長期滞在者
人間とは往々にして「盛る」ものである。誰しも覚えがあろう。 『太平記』では60万人の新田軍が24万人の幕府軍を攻めたりする。んなわけあるかい。狭い鎌倉市街で84万人の人々が戦っているさまを想像できるだろうか。ちなみに鎌倉時代の日本の総人口は推計700万~900万人くらいだったと言われている。総人口の一割の人間の殺し合い。あり得ない。『太平記』の兵数、死者数はざっくり10で割ればよい、といわれている…
長期滞在者
体調を壊してしまい、文章が書けず、代わりにこの一ヶ月の間に記憶に残った写真を。
長期滞在者
昨年末から年明けあたり、久しぶりに集中して本を読める時間があったので、買い込んでいた本を読んだのだが、寺尾紗穂、斎藤真理子、奈倉有里、となぜか女性の著者の本が続き、しかも良書ばかりだった。 西北ジュンクの音楽雑誌コーナーに置かれていてジャケ買い(表紙買い?)した寺尾紗穂『戦前音楽探訪』という本が面白く、ミュージシャンとしては名を聞いたことがあったが、調べてみたら音楽史のテーマのみならず南洋移民の歴…