写真をはじめた頃のこと。

スタッフの部屋

人生って、何がどうなるのかわからないな、と、そんな事を思わずにはいられない数年前から、今があります。

わたしは浅田泉として去年こちらのアパートメントに住んでいた者です。

改めまして、こんばんは。

浅田泉としてではなく、藤田莉江として、このアパートメントの運営のお手伝いをさせていただくことになりました。

出来る事は少ないかも知れませんが、この場所を大好きに思うひとりとして、携われること、嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いします。

さて、今日は、ある意味初めてなので自己紹介みたいなことを、と思っています。

写真をはじめるきっかけとか、その辺りのことを少し。

2008年6月。写真をいつはじめた、と言えば、ここになると思います。

ある日、十二指腸潰瘍が再発したかという痛みでウンウン寝込んで、胃カメラをのむのをまだかまだかと予約の日を待ちわびながら過ごしていました。

そこで気を紛らわせる為に何か、何かないか、と部屋を見わたすと、そこには数週間前に表紙が可愛くてたまたま手にとって買ったカメラ雑誌。

パラパラめくると、当時はまだ(多分)今ほど一般的ではなかった写真系SNSが色々紹介されていました。

その頃より少し前、携帯で写真をとりまくっていた頃がありました。

携帯カメラしか普段つかわないけど、わたしもやっちゃっていいのかしら。
と、無謀にも(?)思いつきで胃カメラ待ちの数日の間にわたしはSNSの登録をしてしまったのでした。

知ってる人なんて誰もいない。カメラなんて、旅行の時しか使わないし、コンデジしか持ってない。
でも、写真見るのは好きだから、ここ登録したら色んな人の写真見れちゃうかな。それちょっと楽しいな。

そんなノリで始めました。

そこの日記で、ある日見に行った企画展の感想を書きました。

ものすごく興奮した勢いで書いたような気がします。
カメラなんてようやくSNSに登録した後少しして、ヤフオクでニコンのデジイチを買って、若葉マークばりばりの頃。
デジカメのM、S、A、Pが何を示すのかも解っていない頃。

カメラのことも、写真のことも何にもわからないのに「この人何なの?!」と言う具合に衝撃を受けた写真がありました。
帰り道にウワァァァ!!!とショックに似た何かを受けて興奮と頭がつーんとを同時にやられて、呆然としたのを今も覚えています。

その写真を撮った人が誰だったかというと、このアパートメントにも住んでいたあのトシさんなのでした。

そんなことがあって、でも、写真展見た時は名前を覚えきらず、あとからブログを辿ってお知り合いになり、まさかはじめましてをその夏のうちに出来てしまうだなんて。
そんなことから、わたしのSNSのお知り合いは当初も関西在住ながらに関東に偏っていました。

2008年、SNSを始めた当時からのお友達と未だに交流があり、オンラインだけに留まらず、近い遠いにかかわらず、リアルはじめましても沢山しました。
今のわたしが日々一緒にお酒を飲んだり馬鹿やったりする仲間は、写真の仲間がほとんどです。

トシさんと知り合いにならなかったなら、SBGに行く事もなかっただろうし、ここの管理人のお二人のリョータ君とかおりさんにも出逢う事は無かったんだろうと思います。

胃が痛くならなかったら、SNSにも登録していないだろうから、今いてくれる周りの人は誰一人いなかったし、写真にここまで興味はなかっただろうし、多分こんなに元気で強いわたしにはなっていなかった。

それを想像すると、ほんとうに足元の床がすっこ抜けて落っこちるどころではない怖さを感じます。
間に色んな事がありました。

わたしが今のわたしになることが出来たのは、2008年というわたしにとって失恋と体調不良絶頂のどん底のさなか、顔も知らないどこの馬の骨とも知らないわたしに、
ネット上で通りすがりでやさしく声を掛けて下さったみんな、わたしの写真を見て感想をくれたみんな、会いたいって言って会ってくれたみんな、撮りたいって撮ってくれたみんな、
ほんとうに、その関わりのひとつひとつが今のわたしを作ってくれていると感謝しています。
今に至るまで、そのどれをも欠いては今のわたしになれなかった。

今は、写真に対して、沢山考えることや、自分のやりたいことがあります。

そのSNSの場で、一番はじめのあたり、わたしが主に撮って見せるようなことをしていたのは、セルフポートレイトでした。

先にも申しました通り、胃が非常に悪く、とにかく食べることが苦痛以外の何でもなかった頃でした。
兎に角食べれないので、今のわたししか知らない人は、驚くほど痩せていました。

この記事の一番上に載せた写真も、この写真も、携帯カメラでのセルフです。
SNSに当時同じものを載せていました。(その一部を一枚の画像に組み合わせています)

画素数も少ない昔のケータイなので、この有様。

久々に見返して、自分でも驚きます。
つい数年前は、鏡の向こうに居たのは、こんなだったはずなのに。

何故またセルフポートレイトなのか、ということは、長くなってしまったのでまたいつか。

きっかけなんて、いいことも悪いことも、自分がどうするのか、という積み重ねで結果いいことにだって出来てしまう。
寝込むような胃痛がこんなに沢山の人との関わりや、人生を180度変えてしまう写真との出会いをももたらしてくれる。

逆に、自分が間違えてしまえば、どんないいきっかけも、悪い何かを招いてしまうということも忘れてはいけないけれど。

ちょっとおかしいというか、マヌケな話しでもあるのですが、わたしにとっては本当に大げさではなく、人生の岐路がここでした。

今日もどこかでわたしと話してくれるみんなにありがとう。

またわたしも時々ノートをつけることもあるかと思います。
お暇の折にでも、読んでやっていただけると嬉しく思います。