2011 秋 2012.10.16 当番ノート 第5期 色づいた銀杏の樹を見上げて歩く秋乃。 僕はゆっくりと歩調を緩める。 そのまま離れてゆく秋乃。 そして、後ろを振り返る。 ぽつんと立つ秋乃。 僕は静かにファインダーを覗く。 秋乃が少しはにかむ。 一瞬の静寂が訪れる。 いつものように光を閉じこめた僕は、 秋乃のもとへ駆け寄る。 そうして再びゆっくりと歩き出す。 秋の風が吹き抜ける。 (写真:2011年11月 昭和記念公園)