渋滞を避けた脇道を走って、偶然見つけた港にて
陽の沈む蒼い空を眺めた、夏の夜の入り口。
あなたには、何が見えますか?
あなたの眼の奥には、何が映っていますか?
あなたの心の中には、何が思い浮びますか?
見る人の記憶に触れる写真が撮れますように。
あなたの言葉が聞きたくて。
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写真を本格的に始めるきっかけは、とても意外なもので
物作りは好きじゃないといいつつ、そのころ携帯写真にはまっていて、ブックを作ったりしてました。
そのブックをある美術の先生に見てもらった時に
「カメラを買いなさい。道具は大事よ」
と、アドバイスされて、その足で一眼レフを購入。
とても受動的な、写真との始まり。
「見えないものが見えるようになるよ」と、魔法のような言葉に心が躍りました。
目で観る癒しと目に見えない大切なものを、と撮りだした写真。
それは時が経つにつれテーマが絞り込まれて、現在に至ります。
徒歩370mから始まって、もうすぐ5年。
今でも、その芯は変わってないつもりです。
明確なものは、予想であって曖昧で
予想は曖昧だから、明確にしたい。
なんだかはっきりしない話ですね。
だけど、迷いはないのです。
ココカラ ナニ ガ ミエル ?
ある人からもらったこの言葉は、写真を撮る理由になりました。
流れる時間を映し込んだ作品を前に、あなたに見えるものはなんですか?
知りたいことは、ただそれだけ。
こんな写真家がいたって、いい?よね?
だめでも続けていくのですけど。