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2F/当番ノート

里山

第26期(2016年4月-5月)

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私が住む兵庫県に「にほんの里100選」選出の里山があることを知り、川西市黒川まで足を運んだ。

電車を2度乗り継ぎ約1時間、能勢電鉄妙見口駅に着いた。

駅を降りると、そこには微笑ましい景色が広がっていた。

 

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街中のように頭上何メートルも先に看板があるわけでなく、必要な情報は斜め下に落ちていた。

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歩き続けるにつれ、壮大な自然を目の前に心を鷲掴みにされる感覚とは別の感覚を覚えた。

人々が手を使い、腰を使い、足を使い、丁寧に築き上げてきた景観。

圧倒されるよりも先に、畏敬の念が込み上げてきた。

まるで1つの作品に入り込んだようであった。

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そこに暮らしている人たちは、当然それぞれ異なる性格、思想、信条を持っているであろう。

しかし、土地への関わり方、その根っこの部分で繋がっているからこそ、

あたかも一人の作者が築き上げたような素晴らしい景観を保つことができるのであろう。

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キタムラ レオナ

キタムラ レオナ

1988年兵庫生まれ

Reviewed by
加藤 志異

人と自然が重なるところに、その場所は現れる。人だけでも、自然だけでも作ることができないその場所に、キタムラくんが訪れる。
「自然は寂しい、しかし人の手が加わると暖かくなる。その暖かなものを求めて歩いてみよう。」と、民俗学者の宮本常一は言った。

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