こんにちは。ロックスです。いや誰だよお前って、ロックスって言います。
今日からアパートメントの新たな住人になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
得意ジャンルは映画。映画ライターなんて仕事もしてまして映画についてとことん語る連載にしていこうかな、と思っています。
ってことで記念すべき最初に取り扱う作品はこれです。
『ロッキー』
映画ライターなんて仕事してて1番好きな映画が『ロッキー』って……。
『ロッキー』ってあれでしょ、ボクシングで「エイドリアーーーーン!」でしょ?
そう思った君「甘い」………と言いたいところだが、その通りだ。
ボクシングで「エイドリアーーーーン!」なあれである。
実はロッキーシリーズは全6作に加え、新シリーズとして『クリード』シリーズが2作(継続中)全8作の大サーガとなっているのだ。
「最高だから全部観てくれよな!じゃあな!」
それじゃ絶対みんな観ないと思うので、この私めがなんと、シリーズ全8作をわずか2000字くらいでまとめてみたぞ!
忙しい現代人、タイム・イズ・マネー、ならばささっとスマートに、スタイリッシュに、イノベーティブに『ロッキー』シリーズを観た気になっちゃいましょう~。当然ネタバレです。よーいドン!
●『ロッキー』
記念すべきシリーズ第一弾。主人公ロッキーバルボアのニックネームは「イタリアの種馬」。
フィラデルフィアでうだつの上がらないボクサーの傍ら高利貸しの取り立ての仕事行ういわゆるごろつきだ。
ロッキーはペットショップで働くエイドリアンに恋をする。
そんな時彼になんと世界チャンピオ、アポロ・クリードと闘うチャンスが訪れる。
試合はロッキーがまさかの好戦をし判定へ、その結果は
ロッキー判定負け
しかしロッキーは判定など聞いていなかった。ファイナルラウンドのゴングが鳴った瞬間、彼はこう叫ぶ。
「エイドリアーーーーーーーン」
戦いを終えた彼は愛する女の名前を咆哮するのだった。
●『ロッキーⅡ』
シリーズ第2弾。
アポロに勝つ。
●『ロッキーⅢ』
シリーズ第3弾。
ロッキーは世界チャンピオンとしてその名を馳せ、10度の防衛に成功し名実ともにスーパースターとなったのだ。
しかし、そんな時にロッキーの前に最強のチャレンジャー、クラバー・ラングが現れたのだ。
試合直前にトレーナーのミッキーが亡くなってしまい失意のロッキー。
そしてロッキー敗北。
その時、彼に手を差し伸べたのは紛れもなく過去2作で死闘を繰り広げたアポロ・クリードだったのだ。
「ロッキー、俺がトレーナーになってやる、お前は俺と闘った虎の目を取り戻せ」
ロッキー、クラバーにリベンジ成功。
●『ロッキーⅣ炎の友情』
シリーズ第4弾。
時は冷戦下。と言ったらわかりますね。そうですソ連から最強のチャレンジャー、イワン・ドラゴが現れるわけです。
ロッキーが闘おうとしたその時「俺にやらせろ」としゃしゃり出るアポロ・クリード。
完全にかませ犬です。そして、
アポロ、リング上でドラゴに殺害される
あ、アポロ―――!全視聴者はいったはずだ「だから言ったのに」と。
怒りのロッキーはソ連に乗り込みドラゴをKOします。
そこには時の指導者、ゴルバチョフっぽい人もでてくるので注目です。
無駄な政治的メッセージを残し、物語は終焉します。
●『ロッキーⅤ 最後のドラマ』
シリーズ第5弾。ここまでくるとネタ切れ感満載である。
イワン・ドラゴとの死闘を終え、ロッキーは引退宣言をする。
ゆったりと引退後の生活を送ろうと思っていた矢先、ひょんなことからロッキーは全財産を失ってしまう。困ったロッキーはボクシングジムを開業することに。そこに現れた若きボクサー志望の青年。ロッキーは彼を鍛えます。
そしてお分かりのようにその弟子とロッキーが闘います。
※しかもストリートファイトで。ロッキーの投げ技と蹴り技に注目です。
●『ロッキー・ザ・ファイナル』
シリーズ第6弾。勝手に「ファイナル」なんて邦題を付けられた今作、原題は『ロッキー・バルボア』である。
前作『Ⅴ』の大ゴケから17年(まじで大ゴケでした)
引退後、愛するエイドリアンと死別したロッキーがまさかの現役チャンピオンと闘い負ける。というぶっ飛びストーリーは映画の中どころか、映画の外側でも「おいおい、やめとけよスタローン」と言われる始末。
しかし「2007年最も意外と面白かった映画ナンバーワン」なんて評価も与えられるほどの良作で世間を驚かせました。
たしかに私、これ観て泣きました。
●『クリード チャンプを継ぐ男』
ここから継承の歴史『クリード』というシリーズが始まります。
『クリード』の主人公は、なんとあの『ロッキーⅠ』『Ⅱ』で死闘を繰り広げ『Ⅲ』で共闘、『Ⅳ』で討ち死にした伝説のチャンピオン、アポロ・クリードの息子というから驚きではありませんか。主人公アドニスがロッキーに弟子入りするところから物語は始まります。
そして当然のごとくチャンピオンに挑みます。
負けます。
●『クリードⅡ 炎の宿敵』
今回、主人公アドニスの前に現れたのは、そう『ロッキーⅣ』でリング上で殺害されたアポロ・クリードの仇、イワン・ドラゴの息子、ヴィクター・ドラゴなのです。親父の仇、息子同士の闘い、なんて素晴らしい中2ストーリーなのでしょうか。脚本考えた人、絶対一緒に朝まで酒呑める。
クリード当然勝ちます。
いかがだろうかこれがロッキーシリーズ全8作の歴史である。8作合計899分。なんとこれをわずか5分足らずの時短に成功しました。5Gを目前に、やはりこれからの時代は効率化、イノベーティブにスマート化することが望まれています。例えば経営者の皆さん、たまの休みに『ロッキー』シリーズのような「殴り合う男たちのドラマ」を頭悪めにご覧になってみてはいかがでしょうか。きっとそこには新たなビジネスが生まれる可能性があるかもしれませんありません。ではまた。