管理人室の往復書簡
かおりさん こないだは「気持ち大盛り上がり」な日記を書いて若干こそばゆい、このごろです。 赤ワインはもとより、しらふでも夜に書くものってどうしてああも気持ちが露呈するような文章になるのだろうね。 もともと気持ちに従って書くことをするのだけれど、それでも久しぶりに「盛り上がったね私!」と言いたくなるような日記だった。 それも、私。ってことでこそばゆいまま、残しておいてあとで笑おうと思う。 ルーヴルの…
管理人室の往復書簡
かおりさん 今日は、車で20分くらいの港で「つるし雛」という催し物をやっていてね、それを見に行った。 各家庭の軒先に、小さな人形や鳥とか、玉とか、いろんな手で縫った小物を糸でつるして飾るの。でそれを愛でるという。 きゅうりとか茄子みたいのもあった。ちりめんの布で縫われた小さな人形たちがちんまりとつるされていて、色がいっぱいで目にまぶしかった。 昨日書いてくれた日記。 あれを読んでね、向き合うという…
管理人室の往復書簡
かおりさんへ 今日のいわきは晴れていた。寒かったけれど、気持ちのいい空です。 懐かしい、ってそのなかにいろんな想いがぎゅっと詰まっているよね。 楽しかったり、切なかったり、悲しかったり、暖かくなったり。 あんまり思い出したくない事とかもふくめて、 「いろいろな場所に、少しの思い出があって、そこにすぐに行くことができなくても、たしかに自分はそこにいた。そのほんの少しのことを思い出して、懐かしいと思う…
管理人室の往復書簡
かおりさんへ 東京駅のすぐ近くのカフェではじめて会ってハグをして、アパートの話をしてから、今日。 月日が流れるのは早いね。 アパートメントが始まるにあたり、カフェで話した原点のようなものを忘れずにいたいと思っている。 ひとが、そこにいること。 息づかいを感じられること。 いろんなひとが、ここを訪ねてくれたら嬉しいね。 東京で好きな風景があって。 新宿の友だちのアパートのベランダからは、すぐとなりの…