当番ノート 第33期
今年に入って、嬉しいことに大学、短大、専門学校での若い方の前でのストーリーテリングのお仕事をいただいている。 若い方たちが私のストーリーテリングを聞いてどんなふうに感じてくださるのか、、、、、。 毎回、聴いてくださる方に、何か、何でもいい、自身にとって残るものがあってほしい、そう願っておはなしを届けている。 ああ、感想を聞いてみたい・・・・・。そう思ったこともある。 今回、ある保育・介護の専門学校…
当番ノート 第33期
【1】 寮じゃないのよ、下宿!なのよ。 この連載の初回でも、そんな訂正を入れたが、改めて書く。寮じゃあないのよ。 下宿生時代、それは大きな違いだった。下宿とは別に、女子寮というものも存在したからだ。狭い道を挟んで向かい側に。 寮は学校経営のもので、たぶん30〜40人くらいが暮らしていた。一部屋に複数人が住んでいて、「おばさん」じゃなくて「寮監」が取り仕切っていた。学習室完備で、毎日勉強のための時間…
当番ノート 第33期
卍第6章 北限の海女について その2卍 では、まだ時系列を戻して去年のお話から。 [2016年7月] なかなか海に潜っていくことが出来なかった私は、身体に重りをつけてみることにしました。 元々寒さ対策のために、絣半纏の下にウエットスーツ素材の薄いインナーを着ていたのですが、インナー自体がそもそも沈みにくいので2キロの重りをつけるようにしました。 重りを付け始めるとだんだん潜れるようになってきて、と…
the power sink
表題:片足を大地に固定して、そばにある小さい木をさする人。ただそれだけの事をしているだけなのに心臓がドキドキしている。後ろで雨が降ってる 今回も絵を載せます。何だか最近すいません。何度も言っているけど本当に来月こそはいい絵が描きたいです。ではよろしくお願いします! 高速道路のそばに住んでいる女性。ベランダの手すりにもたれている 同じ姿勢のまま日没を4回迎えた人 恐ろしい…
風景のある図鑑
「 星形正多面体 : Kepler–Poinsot polyhedron 」 正多面体は、最も美しい対称性をもつ立体です。 すべての辺が合同の正多面体でできていて、各辺に集まっている面の数が同じ立体です。厳密な正多面体は5つしか存在しません。これはギリシャのプラトンの時代には証明されている事実です。 しかし、後の時代の幾何学研究において、正多面体の概念を拡張する試みが行われました。 正多角形、正多…
当番ノート 第33期
海が昔から好きだった。 僕が子どもの頃、週末の僕たちの遊び場は海だった。 両親が潮干狩りや魚釣りをしている間、僕たちは砂浜の奥に口を開けた、 恐らくは波の浸食によって出来上がった天然の洞穴を探索しながら、遊んでいた。 砂浜の砂利の中からシーグラスを見つけたり、打ち上げられたゴミの山の中からボールとバットを見つけて野球をしたり、 フナムシの大群を追い回したり(絶対にあいつらには追いつけない)、 堤防…
当番ノート 第33期
疲れているときは、1輪でも、自分のためにお花を買います。 少しリセットできるような、優しい気持ちになれるような、いつもが特別に変化するような気がします。 お花みたいな、誰かの日常をふわりと包み込むような特別な珈琲を、淹れることができたらいいなあと思います。 好きなお花屋 ディリジェンスパーラー
当番ノート 第33期
夏が来るといつも思い出す人がいる。中学時代の美術の古屋先生のことだ。先生の夏休みは「鍋いっぱいにトウキビ(トウモロコシ)を茹でて、誰にもじゃまされないところで、一日中、トウキビを食べながら、推理小説を読むことだ。」と言っていた。かなりの変人で、美術室で演歌を歌いながら油絵を描いて、中学生に自分の入れたコーヒーをふるまった。インスタントコーヒーがメジャーの時代にドリップコーヒーを入れていたのだから、…
当番ノート 第33期
先日、このクラウドファンディングに支援をした。 タレは断固拒否!豆にこだわる”二代目福治郎”の納豆をご賞味あれ ちなみにいま私はクラウドファンディングサービスの運営会社で仕事をしているのだが、別に宣伝をしたいわけではない。というのも、私が支援した時点で、すでにこのプロジェクトは達成済だった。それでも私は支援せざるを得なかった。 納豆が好きだから。まあそうなんですが、それを超…
当番ノート 第33期
卍第五章 北限の海女シーズン到来卍 読者の皆様、大変お待たせいたしました・・・。 ようやく[海女]のお話に入っていきたいと思います。 そして実生活でも7月1日からシーズンに入りました!(イエーイ!) まずそもそも「海女さん」ってなにかといいますと・・・海に潜り、貝類や海藻などの漁をする女性のことを指します。日本と韓国の2か国のみ存在する職業です。 現在日本には、約2000人ほどいるといわれておりま…
当番ノート 第33期
僕はお酒ってやつが好きだ。 とはいえ、酒に弱い母方からの遺伝が強いのか、 残念ながら浴びるように飲めるというほどではなく まあ、嗜む程度といったところなのだが。 昔は会社の同僚なんかと結構飲みに行って、 それこそ仕事の愚痴とか、先輩の振り翳す仕事論なんかを酒の肴にしていたのだけれど もっぱら最近は仕事とは関係ない趣味の合う友達や、飲み友達と飲みに行くようになった。 そしてそれよりも何よりも、気の向…
日本のヤバい女の子
【7月のヤバい女の子/身だしなみとヤバい女の子】 ●虫愛づる姫君 ――――― 《虫愛づる姫君(堤中納言物語)》 蝶を愛する姫君の屋敷の隣に、按察使の大納言の娘が住んでいた。 「人々は花や蝶を愛するけど、私にはそれがとても儚く頼りなく思える。物ごとの本質を追い求めることこそが素晴らしい生き方ではないか。」 大納言の姫君はそう言って、人が嫌うような毒々しい虫を好んで集めさせて飼育していた。特に毛虫がお…