儚い

第13期(2014年2月-3月)

愛する人について書こうと思ったが、段階が必要みたい。愛することから書かないと。

しかし、自分の中には「写真」というものが大きすぎて、
どこから書いたらいいのか分からん。
色々悩んだあげく、一番素直な話をしようと思った。
きっとそれが一番面白い話だろうから。

例えば、俺がずっとあなたの手や目の動きをみているとしよう。「気まずい」は普通のリアクションよ。
例えば、俺がずっとあなたの裸を眺めている。いろんな角度から。「変態」は普通のリアクションよ。
例えば、俺があなたに指示を出している。「こうみて、よこ座って、いや違う、あ、こうね」
長くは付き合えないよね 笑。

普通の人は他人を観察する、みつめる、眺めることは出来ない。
まして、人の中をのぞくことは。
ところが、俺の手にカメラがあると、人の中をのぞき放題。人を見つめ放題。
いくら観察しても、誰も気持ち悪がらない。(ほどほどにならね 笑) 
飽きっぽい俺、写真に飽きない理由はそれのみな気がする 笑

もちろんのぞくことが唯一の目的ではない。いや、
元からのぞくことは目的ではない。
目的にならない。

人の中に自分がいること、自分の中には人がいることを発見して、
そして、その「人」が永遠に生きていることを確かめたいだけなのかな?

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はかない。

なんて気づく人はいない。
壊れるまでね。立ちなおるまでね。
死が手のひらを舐めてくるまで。

はかない。

泥から咲く蓮。

あなたの物語。俺の物語。
暗闇から光へ。苦しみから幸せへ。
歩くものがいて、走るものがいて、風に抱かれた羽の音。
みだりに。

泥から咲く蓮。

空の鏡。

写すものには意味が無い。被写体に意味がある。
言葉には意味が無い。聞き手に意味がある。
変わったことには意味がない。変わりつづけることに意味がある。
意味がある?

ストップ。そこから一歩前へ。

理解してもらいたい気持ちの渇き。喉を潤う沈黙と静けさ。
胸の中にある、時が始まる前光。
時が始まる前の愛。
動かない知恵。

空の鏡。

はかない。