ハイタッチに終わる逆算の運動

第14期(2014年4月-5月)

こんにちは、GWが空けましたね。
皆さんがお休みのときに働いて楽しませてナンボ、平吹正名です。

動いた動いてたよ、僕は。
御殿場、富士山、須走途中のコンビニで自衛隊とゴルフに向かう人達に、何故か、
僕は東京人っすよ田植えの手伝いに来ているのですとめっちゃオーラを出してみたりした。
こういった、人間の自意識過剰な可笑しみに塗る薬あったら、こっそりネットで買いますわ。
はい。
田んぼに関わる業務をゴッドファザーになりうる従兄弟のお兄ちゃんに受け継がれ、
いろいろ田んぼに関する話を聞いてると、
田植えは伝統文化なのですね、としみじみ思います。
簡単には手が出せるもんじゃありません。
胡坐かいたり守ったり更新したり軋轢したり、いままで続いていたんだなあ。
子供の頃、ヒルにびっくりしたり蛙を捕まえてブン投げていたのとは、風景が変わって見えますね。
でも、田舎の匂いはあまり変わっていない。祖母の部屋、トラクターの倉庫、ゴミを焼くときの匂い。
何時でもあの時に飛ばせてくれる。
記憶貯蔵倉庫の奥底から、強制的に眼前にポンッと「あの時」が出てくるもんね。
そう、土地のことです。
守られてるかと思いきや翻弄され、たらい回しを回避しつつ自分の土地を守ること。
土地を守る概念を植えつけられていない自分としては、凄いことだなあと思う。
でも、ルーツの半分はそこにあるのだし出来るだけタッチしていたいと思った、五月一日。

田舎の匂いもいいけれど、都会の匂いも恋しいぜ。

外苑前とその周辺は、華やかないい匂いがしそう。そんなことないけど、やっぱり。
女性の美への気合の入り方や男性の品のある身のこなし、ね。
何食べてるんだろう、全部、成城石井だろうか、んなことないよね?
ミュウミュウとかヴォッテカとかもってるのだろうか、そうね。
寝巻きは、あの人気の柔らかそうなフワフワした素材の奴だろうか?もっと凄そうだね。

高校生の頃、ファッション熱がピークでした。原宿、青山、代官山を練り歩き、
一枚三万円のラッドミュージシャンというブランドのセーターを買ったりしていました。
恐ろしやー。
近未来かすったような、八万円位のフード付きナイロンセットアップも買ったなあ。
恥ずかしやー。
でも、ファッションやっても、それ脱いだら君、なんなん?
ていうのに気付いて、それから安い服で、いかにそれ以上に魅せられるかに関心が移りました。
が、しかし、時が経ち、
ちょっと、
高級なのもほしー身に着けたいーと新たなモードへ。
おや、外苑前、中毒なるん?

いやいやいやいやー僕なんて生まれも育ちも西東京ですから、そんなそんな外苑前なんて。
深夜にポツンとおっきな駐車場ひとりで歩いてるのさみしーなーと思う反面、
このノイズレスな空気感と言いましょうか、すこんと独り占め感に、安心します。
良きにしろ悪きにしろ、郊外の甘美です。
ばたんとハイエースの扉閉めて、しん、桜通り。二車線に舗装された道路。桜の切り株。

あいやー北上します。
東京です埼玉です東京です埼玉です。
人造湖とその周辺は忘れられたような、このままでいてほしいような、ラブホテルぽつりぽつり。
ああ、まだあった。こういう寂れたラブホテルは魔の力があります。
都築響一さんも、丹念に追っていましたしね。
そそくさと潜り込むように車が入らないか、入れ、いつも思うが入らない。
渡るとすぐなんだね。際っていいね、際はなんでもいい。
こんなに近いのにライオンズ応援しなかったのね、松坂大輔好きとかいってさ。
凄くびっくりしたよ、高校生二年のとき、自分が何者でもないのに気付かされたのに。
発泡酒の味にも慣れてきたよ、大人っぽくなってきたよ、今日は五月五日、こどもの日。
たまたまな。

平吹 正名