名前を覚えようとして口笛を吹いてみる

第14期(2014年4月-5月)

俺には身分を証明するものがない、いまさっきまで、二日ほど。
何て心もとなくて何て心晴れやかだったろう。
切っ先に立ってへらへらしたって胸ぐらは絶対放さない。
よく分からないがそんな感覚、夜の玉川上水のせいですね。
あ、財布、
ルイヴィトンなんですよね?、な、財布がぺしゃんこだったから、たぶん。
戻ってきましたがね、美しいカードのまとまりと。
お金に同じものなんかないのでそれだけは使えない使えないとかお婆ちゃんごめん。
その手の感触手放したくない今すぐ、なんて、アホリズム。
もったいぶった人生なんてしゃらくせえ。
さようなら、息も絶え絶えのロマンチシズム。
味が味として成立するタームは何周もして伸びきってるよ。
せいぜいお母さんに繕ってもらえ。
お守りはひとつだけで充分。
現実に戻るなんて簡単で思考を諦めればいいだけで。
怒涛ぶってみたり。
徒党を組んでみたり。
女になってみたり。
お金さんでジャッジしたりされたり。
シンボルを切り落とされたのか、
引きつりながら笑顔の練習。
同い年の薄ら笑い×3。

はい、そうなんです。
大学に行ってました。
中間講評をしました。
過去をどうこうでなく未来をどうこう。
でも見過ごせないのはあるわけで、和やかになんか終われない。
締める人がいるので僕は安心して爆弾投下します。
スタジオ本番見届けてました。
本番寄り添い型です。
どうしても最後は一対一。
どのような言葉を投げかけるか。
ささやいたり叱咤したり追い込んだり。
生徒が能動的になった瞬間を見れるのは本当に興奮する。
もっともっとドキドキしたい。
結局それしかない。

平吹 正名