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第19期(2015年2月-3月)

青色ばかりだなあ、と自分のつくったモノを見て思う。
無意識で青色の絵具を手にとる。
手も、高い確率で青い絵具がべったりと付いている。
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朝弘さんからのお便り頂いて、こちらにやって参りました。
さてアパートメントという名前だから、私は此処に2ヶ月間住人になったということなのでしょうか。
2ヶ月間、住み着きます。お世話になります。
このアトリエでさて何をしようと思い、色について見てみようかと。

一枚目は青。青からだと思う。
青は陶芸をしていた頃からよく使っていた。水溜まりのような青色のガラス質の釉薬をつくる為なら苦手な調合も夢中になった。キラキラと光に当てれば輝くその溜まりは、涙の様でからっぽ(のように感じていた)の真ん中にしっくりと収まった。
青は、空や水の色。海が何処までも続く様な場所で、ある場所が忽然と明るい青色に見えたり濃く見えたりする。何故、あそこは色が違うの?と尋ねたら海の深さで色が違うんだと教えてもらったけれど、なんだかうまく理解できなかった。納得できなくて(事実云々でなく)暫く海を眺めていた。
海が青いのは空が反射してるからと聞いたこともある。砂漠で見た空は何故あんなにも青だったんだろう?高い山の雲の上で見た青は毎日とても強かった。
空が青いのは宇宙から届く光の色の中で青が一番遠くまで届く色だとも。光の届かない深海の世界は、本当は何色なんだろう。暗闇。その反対側の宇宙もまた然り。
水だって手で掬ったら、透明だ。あの美しい青には触れれない。私の目に見えてる大きな青は決して触れることができない。

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海の上を全速力で走る人がいた。
海を走る人4
▲一枚目の写真は夜明け前、尾道の行き交う渡船です