にゃんともはや!のねこばなし
するとぼうっとした闇のなかから、だんだんおばけのかたちがうかんできました。いや、いるわいるわ、野原いっぱいに、手ばかりひょろんとながいばけもの、目ん玉がひとつのばけもの、からだじゅうが青光りしているのっぺらぼう、にわとりのようなばけもの、ぺたぺたとかたちのないおかしなばけものが、たあらん、たあらん、おどっているのです。 するとそのとき、ひとりのばけものがさけびました。 「茂吉のねこぁどうした。」 …
長期滞在者
物理は普遍である、と言えるのか。 地球上どこへ行っても物理法則は変わりません。その点では物理は普遍であると言えるでしょう。しかし現在まで続く近代物理は、17世紀の西ヨーロッパという特殊な時代、文化の元で生まれたと考えられています。歴史的に見ると、物理は決して同時的、多発的に発生したものではありません。 自分はこの事実にとても興味を惹かれるのです。 17世紀のヨーロッパ。 科学とあわい、占星術から物…
the power sink
こんばんは!今回も絵を載せます。 ではよろしくお願いします! 果物を転がす 炭酸に入った豆と、爬虫類っぽい人 頭の上でボールをすべらせて遊ぶ人 頭に蜂の巣みたいなのがある。でも絶対に頭の中に蜂の巣なんて無いし、あっても何も起こらないよ バランスをとても崩している倒れそうで倒れなさそうな人。そういう台みたいな台座みたいなのにセット…
Slow times
外編の、はじまりはじまり ぞう; もうつかれちゃった とり; 少しやすんだらいいじゃない(鳥語) ここはさむくて しずかなところ
Native Language
はてなを浮かべる
いつから直に触れることが困難になった? ゴミ箱の中からこちらを見ているの? 常に3cmほど背伸びしている?なぜ? 僕がやるときまってうまくいかない、そんな魔法でも存在しているのだろうか? 深海みたいな精神にもぐったまま帰ってこないの? 大好きだから幻滅する? …
長期滞在者
2015年11月は色々あった。 やきものの仕事用のウェブサイトを作ってみた。 名刺も持っていないので、最低限これくらいはしなければ、 ということで作ったのだけど、こんなので役に立つのだろうか、 という危惧が無きにしも非ず。 友人が送ってくれたYouTubeのリンクで 水曜日のカンパネラを知る。 ハマりすぎて今でも毎日聞いている。 ほぼ中毒状態。 「ミツコ」 「マリー・アントワネット」 「ディアブロ…
にゃんともはや!のねこばなし
ちょうどテーブルには、ネズミがいっぱいたかっているさいちゅうでした。 ネコは、ネズミを見ると、人にいわれるまでもありません。いきなり、船長のうでからとび出して、いくらもたたないうちに、そこらじゅうにいたネズミどもを、ほとんどのこらず、足もとになぎたおしました。あとのネズミは、命からがら、巣ににげ帰りました。 ――イギリスの昔話『ディック・ウイッチントンとネコ』 今回も、イギリスに伝わる物語です。 …
日本のヤバい女の子
【12月のヤバい女の子/喪失とヤバい女の子】 ●月の夜ざらし どうしよう、私ったら、大切な指輪をなくしてしまった。でもどこで? ----- 《月の夜ざらし》 あるところに、若い男女がいた。庄屋の娘と婿に来た男の夫婦だ。 最初はうまくやっていた。二人は幼い頃から縁のあった者どうしではなかったが、打ち解けて、助け合い、慎ましく暮らしていた。 きっかけはほんのささいな違和感だった。夫の履物の揃え方だとか…
長期滞在者
ひとりでいる時間が増え、本を読んだり、スマホをみたりという時間が増えた。縫い物や編み物をしたり、お掃除を今までより丁寧にしたり、ひとりでいる時間を充実させようとしている。自由だなと思うこともあるから、実のところ、自分が予想していたよりは寂しくは感じていないけれど、なにかが自分の人生からすっぽり失われてしあった感覚があって、それにはまだ慣れない。 ひとりで生活するということは、自分で物事に責任を…
長期滞在者
自分がどこにいるのか、わからなくなる。夕方の体育館で目覚めたとき、異国の街で酩酊してタクシーに運ばれているとき、昼下がりに談笑した友人たちが部屋から去ったとき、目の前を飛びまわる虫を叩くでもなく眺めているとき。そんな感覚に襲われることがあります。 自分と外界を隔てる境界は曖昧として、色や音や風や、誰かの嫉妬や自負や不安が、皮膚のすみずみから神経系をつたって全身にじわじわ染みこんでいく。推定37兆2…
にゃんともはや!のねこばなし
さて、舞踏会の日がやってくると、ねこっ皮は、そっと台所をぬけ出して、森にいきました。そして、水晶のような滝の水でからだを洗うと、隠してあった着物のうちから、銀の着物を出して身につけ、舞踏会へと急ぎました。 ――イギリスの昔話『ねこっ皮』より ある身分のよい家に女の子が生まれました。しかし、跡継ぎに息子が欲しかった男は赤ん坊の顔をいっさいみようとしませんでした。 それから…