当番ノート 第47期
人はみんな、何かしらの生きづらさを抱えているのだと思う。 僕は、性同一性障害で、女性として生まれたけれど、男性として生きている。 僕は、発達障害で、不注意やこだわりがたくさんある。 僕は、解離性同一性障害(多重人格性障害)で、記憶が飛ぶことがある。 ずらっと並べてみれば、僕は生きづらさの塊を抱えている気がする。 確かに今まで何度も、世の中に絶望して生きるのを止めたくなったことがあった。 生きづらさ…
当番ノート 第47期
毎日、夜中に目が覚めて、布団の中でなんとなくスマホをいじる。 今朝方はfbのタイムラインのトップに「5年前の今日」がでてきた。大阪・梅田近くにある北野病院の11階の窓から夕焼けに浮かぶ飛行機の光を私が撮った写真。誠がいつも入院していた馴染みの個室から、暇つぶしに撮った写真。 私は今日、京都市の隅にあるシェアハウスのリビングでこれを書いている。 築年数不明、ハウスルールは「風呂上りは床びしゃびしゃに…
当番ノート 第47期
過度なノスタルジーとか“レトロかわいい”とかホント勘弁してほしい。レトロ=かわいいでは決してない、そんな消費的な代物ではない。時の流れに消費されず、形をそのままに残ってきたものなのだから。 だからこそ、流れに飲まれて消えてしまうものもあるだろう。それはさ、寿命だよ。人の毎日に寄り添ってきた生活文化は、いまを生きている人たちのライフスタイルに適応していかなければ、消えていく運命だ。変わらないからこそ…