当番ノート 第61期
わたしが初めてこの新居での「ふしぎな現象」として思い当たったのは、本当に微かな、微かな違和感だった。 部屋を掃除したり、食器を洗ったり、洗濯物を干したり、携帯を触ったり、漫画を読んだり。そんな作業をしている最中、自分の意識とは全く関係なく「五十音」が口から溢れる。掃除をしてる途中に「ぱ」とか、携帯を触っているときに「む」とか。そんな一音だけが無意識に口から出ている。なんて変な癖が付いてしまったんだ…
当番ノート 第61期
晴耕雨読な日常を欲している。今の興味は数学と英語の勉強と、農業に注がれている。新鮮さと驚きを持ってこの変化を楽しんでいる。 ゴリゴリの私立文系脳だったので、理数系から逃げられるだけ逃げて生きてきた。因数分解、二次関数からしてきつかった。高校数学の範囲になると言わずもがな、授業は黒板を見つめてノートに書き写す作業となった。数学を取らなくてよくなった時には教室のゴミ箱に教科書を捨てるという奇行に出るほ…