当番ノート 第64期
18歳のわたしへ ここのところ、毎日毎日どこかへ行っています。 様々なNPO法人の講演会、福祉分野のトークショー、はたまたまちづくりのお話などを聞きに行ったりしました。海の方へ向かえば、そこから個々に特徴のある島へお邪魔したり、山の方へ向かえばそこから田んぼを手伝わせてもらったりしました。 これは一人旅として、自分の生活圏外へ行って、手放しで楽しんでリラックスするというよりも、将来わたしはどうした…
長期滞在者
日々の生活で自分に課しているルールは特に何もない。 日々決まった時間に起きるわけでもなく、朝食に決まったものを食べるわけでもなく、同じ時間に排便をするわけでもなく、煙草は1日3本までというわけでもない。 ただ、唯一自分の中で決めていることとしては、夜にコーヒーを飲まないということだろうか。 コーヒーを夜に飲むと、眠れなくなってしまう。(若さのせいか、鈍感だったからか、中学や高校の頃は、母親が夜コー…
長期滞在者
「写真」は伝達手段としては非常に効率の悪い代物で、むしろ「伝わらなさ」そのものの比喩としての機能の方が上かもしれない。もちろん悲観的に言ってるのではなくて、「伝わる」という言葉の安売りに辟易しているからで、伝わらなさを考える契機として写真があって良いのでは、と思ったのだった。 写真というのはもともと言葉とは伝達される情報の種類や方法違うものだから、言葉では掬いきれないものも放り出す。それは言葉なん…
当番ノート 第64期
18歳のわたしへ。 とうとう友だちと喧嘩をしました。 12月、各駅停車。忘年会ということにして、なかなか目的地にたどり着かない電車を当然のごとく選んで市内へ行き、鉄板焼きを食べに行きました。心を許すまでは分厚めな壁をつくりがちなわたしは、待ち合わせ場所で誰かに会うまで、少し緊張していました。合流してからは、その日は普段は話さないような人とも一緒になってその場所まで向かいました。片手で収まりきらない…
当番ノート 第64期
18歳のわたしへ。 お元気ですか。 今日は4/2、わたしは香川に行ってきました。高松駅に降りた後、ひんやりとした改札口を抜け、駅の扉の方へ向かいます。開ききっている扉から、太陽の光とともに風がこちらに勢いよく吹いてきました。潮の香りがしました。 いつもGoogleマップで検索する係をしてくれる一人をあてにして、商店街だと思う方へ、こっちの方向やろとそこまで深く考えずに数人で向かう中、小さな川が流れ…
当番ノート 第64期
◯はじめに 仕事休みの日曜日。休みの日だから早く目が覚めるはずなのに、ここしばらく段々と目が覚めるのが遅くなってきている。今回ばかりは本当に限界かなと、少し前は心から強く思っていたはずなのに、いつの間にか以前よりマシな心地で、こんな状況にやっぱり何も思わなくなってきてしまっている。 時間をつくって会議に行けば、わたしよりも上の立場で、同じかそれ以上の時間を拘束されながらも、私生活もしっかりやってい…