これは、「きもちわるい鳥」と「ねこ」のおはなしです。
きもちわるい鳥、なんて、かわいそうな名前をつけられていますが、見てください。
けっして美しい見た目の鳥ではありません。
それに、すこし変わった性質の鳥なんです。
「ネコランド社の世界の鳥辞典」の「きもちわるい鳥」の項目にはこんなことが書いてあります。
きもちわるい鳥
現在絶滅の危機にひんしている。
体長は、おとなの鳥で、100センチぐらい。
たまに飛ぶけど、みたことがある人は少ない。
性格はすこし変わっている。
きもちわるい鳥は、なんでも口に入れる。
きもちわるい鳥は、口に入れてから食べられるかどうか判断する。
きもちわるい鳥は、食べられないとわかるとどこでも吐き出してしまう、ぺっぺっ。
人の頭もかじって確認してしまう。
ねこを見ると口に入れずにはいられない。
(辞典より抜粋)
だから、みんなにきらわれてるんだけど、
ちょっとじっくりつきあうと、少しだけいいところがあります。