「Human」の語源は「色の人」
今朝から曇っていて、刺繍糸の色と、
土台になる生地の色との組み合わせがうまくいかなかった。
午後晴れて、
カーテン越しのやわらかい光で現われた色がきれいで、
学生時代に習った色彩のはなしを思い出した。
赤になる要素が光に反応して赤になる。
そんなふうに青、黄色、みどり、むらさき、そして万物の色へと続いていく。
その色になるべくして与えられたDNAだとか要素だとかも、
最後にひとつ、光なくしてその本性は見出せないのかもしれない。
薄明かりの中ではときめかなかった色にも魅力を感じるし、
光の中では濃いも淡いもそれぞれに発揮している。
人もそうなのかしらと思った。
人前に出たり、発信したり、表現したり、
そういうことも、光にあてることになるんじゃないかなと。
単純に、外に出て光を浴びるのもいいかもしれない。
濁りがとれるかも。
退色してしまった色が取り戻せるかも。
わたしはパレットを見るのが好きです。人のパレットを見るのも好きです。
違いをみつけるたびに、自分が肯定されているような気持ちになるからです。