少年の友達は一羽のフクロウ。
少年は、フクロウの瞬きを忘れたようなまん丸の目と、微動だにしない姿が好き。
二年前の冬のある日、二人は街の小さな動物園で出会った。
フクロウは、足首をぐるぐるの紐に巻かれて、小屋の隅にたたずんでいた。
そんなフクロウをみた少年はなんだかかわいそうで、黙ってフクロウをさらってきてしまった。
それ以来二人はいつも一緒にいる。
白い雪の街で二人はまるで双子のように暮らしている。
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映画「ぼくのエリ、200歳の少女」という映画を姉のすすめで観たのがきっかけでこの絵を描いた。
—ストーリー—
ストックホルム郊外に住む12歳のオカルト好き少年オスカーは、内気で友達が居ない、
いじめられっ子である。ある日、彼の家の隣にエリという名の同い年の女の子が引っ越してくる。
学校に通わず、昼間は外出もしないミステリアスなエリにオスカーは恋心を抱くようになった。
同じころ、町では失踪・殺人事件が相次いで発生。やがてオスカーはエリの正体が不老不死の
ヴァンパイアであり、一連の事件の犯人であることを知る。(Wiki)
ヴァンパイアのお話だが、ホラーというより、ファンタジーのよう。
とにかく、主人公の色の白さとかわいさに見入ってしまった。
スウェーデンの映画で、世界中で60賞を受賞している。
映画通ではないから、うまく語れないけれど、世界観が独特。繊細さと残酷さの両方を感じる。
スウェーデンの美しい冬景色が印象的で、観終わった後一人で遠い世界にいった気分。。