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2F/当番ノート

群青色の街〜女ふたり旅〜

当番ノート 第32期

その日は、すっきりしない天気の日だった。ぼんやりとした色の空で、少し雨が降り出しそうな気配がしていた。
でも鎌倉って晴れ渡った快晴の空よりも、こういうぼんやりした色の空の方がしっくりくるのはなんでだろう。

私はそれまで乗ったことのない湘南モノレールに乗って、聞いたことのない名前の駅へと向かっていた。
その駅に到着して降りると無人改札だったので、本当にここで降りても大丈夫なのか心配になる。
改札を出た少し先に、私に向かって手を振るあの子の姿が見えた。私はほっとして彼女の立つ所へと走る。

私がりんごちゃんと鎌倉旅に来ることになった経緯は、はっきりとは覚えていない。
ただ私がりんごちゃんをこの旅に誘った理由は、はっきりしていて、彼女なら自由で気ままな鎌倉旅とゲストハウスでの出会いを一緒に楽しんでくれると思ったからだ。

りんごちゃんとは18歳の時に出会ってから、かれこれ8年のつきあいになる。
思い返すとりんごちゃんと2人で旅行をするのは初めてだった。

りんごちゃんは、秋田県出身の色白さんで、どこへ行っても天然ちゃんという称号を手にしてしまうのだが、本人はその自覚がないというこれまた天然ガールである。
色白のほっぺに赤いチークをまあるく塗っていたことが印象的で、いつしかりんごちゃんというあだ名がついていた。

りんごちゃんとは大学のサークルで出会ったのだけれど、気付くと授業やアルバイトなど色々同じところにいて、なんだか不思議な縁で結ばれていた。
大学卒業後、りんごちゃんは学問の道を究めるために研究を続けていて、私は社会人として働きだしてから、4年が過ぎていた。
2人とも忙しくて、なかなか落ち着いてお互いのことを話す時間が取れていなかったのだけれど、ひょんなことからこうして2人で鎌倉旅にくることになった。
学生の時のように、彼女とまた同じ何かを共有できることが、とても嬉しかった。

私は一人旅が好きだから、一人旅でもいいはずだった。
ただ、何回か繰り返した一人旅を経て思うことがあった。
「旅で出会った人や出来事、
それを自分の胸だけにしまっておくことは、
なんだか寂しい」
ということだった。

今までは一人旅から帰ってきてから、友達にこんなことがあってね、こんなことが面白くてねと話をしていたけれど、
一番の共有体験って、その場で一緒に体験をして、感動することだと思う。

その共有体験をしたい相手として、真っ先に浮かんだのがりんごちゃんだった。
そして、私は旅行に来ること自体が久しぶりだったこともあって、来る前からだいぶわくわくしていた。

そしてなんとなくだけど、今回の鎌倉旅は素敵な旅になる予感がしていた。

私たちは聞いたことのない駅から、聞いたことのない道を通って、ゲストハウスへと向かっていた。
さらさらと流れる小川沿いの風景はのどかで、いつもとは違う場所にやってきたんだなぁと実感をする。

2人で歩きながら、最近あった色んな話をする。
「そういえばさ、この前誘ってくれた食事会、どうだったの。」とりんごちゃんが私に聞く。
つい先日食事会という名の、まぁ平たく言えば合コンを知り合いの男子と企画し、そこにりんごちゃんを誘ったのだ。
りんごちゃんは研究室の予定があって参加できなかったのだけど、
「本当は参加したかったー、結果を教えてね。」と返信があった。
私はふふふと笑い、
「それがさ、なんだか不思議な雰囲気の会だったんだよねー。」という。え、どんな感じに?とりんごちゃんが興味を示す。
合コンと言っても、私もその知り合いの男子も、あまり合コンというものに慣れていなかったから「合コン慣れしていない怖くない人を呼んでほしい」という謎のオーダーをお互いにしていた。

当日集まったら、その男子が連れてきた男性陣は、久しく女の子と話していませんという感じで最初は目を合わせてくれなかったし、
私の連れて行った女子たちは天然要素の入った変化球しか投げないような子たちだった。
最初は会として成り立つだろうかとそわそわしたものだ。
しかし、意外にも会は盛り上がり、帰り道ではなぜか土手沿いをみんなで走って帰ったりした。
おそらく男性らしさ・女性らしさみたいなものがあまり強すぎないメンバーだったから、お互いに異性として意識をしすぎずに、気ままに話せたことが良かったのだと思う。
「へぇ〜、なんだか面白そう。行きたかったなぁ。」とりんごちゃんは言う。

ふと「そういえばさ、私の知り合いで合コンで会った初対面の人の職業をおおよそ当てられるって人がいるんだよね。」とりんごちゃんが言う。
「えー、どういうこと?」
「なんかね、その人の雰囲気とか立ち振る舞いとか持ち物で、その人の大体の年収とかも分かっちゃうんだって。」
「へぇー。」
でも、それってなんとなくわかる気がする。
年収とかまでは分からないけど、その人がいわゆる会社勤めしているのか、それともそうじゃない働き方をしているのかってことなら、なんとなく分かる。
その人のまとっている空気というか、そういうもので。

そんな話をしていたら、前方に滞在先のゲストハウスらしい古い家が見えてきた。
そのゲストハウスの前に2人で立つ。
田舎のおばあちゃんの家のような感じで、素朴で飾らない、なんとなく帰ってきたという感じがする家だった。
ゲストハウスの正面には室内の団らんスペースからつながる縁側がせりだしていて、天気のいい日にここで過ごしたら気持ちがいいだろうなぁと想像をする。

家の脇の小道を進むと、目立たない場所にひっそりと入り口があった。
そこの引き戸をカラカラとひくと、目の前に小さなカウンターがあって今は誰もいないようだ。
カウンターの奥には木目調の温かい雰囲気の室内と、奥の団らんスペースの畳と襖が目に入る。
入り口の右手から二階に伸びる急な黒い階段は、となりのトトロのまっくろくろすけが出てくる階段に似ている。2人して、なんだか雰囲気があっていいねぇ。と言い合いわくわくした気持ちになる。

奥からスタッフの方らしいTシャツ姿の若い女性が出てきて、お待たせしました、いらっしゃいませ。とにこやかに声をかけてくれる。
到着したのが15時過ぎという、チェックインするには中途半端な時間だが、事前に電話で相談したら、荷物だけ置かせてもらえることになっていた。

スタッフの方に案内されて、まっくろくろすけの階段を上がる。
部屋は畳の広い部屋で、きちんとたたまれた藍色の布団が部屋の壁沿いに6枚ほど並んでいた。
その数を見て、あぁ今日は私たち以外の誰かもここに泊まるんだなぁと実感をする。
そういえばゲストハウスの布団で眠るという体験は初めてで、でもこの布団ならなんだか気持ちよく眠れそうだなぁと思う。

私たちはそこに荷物をおいて足を伸ばして一息つく。
こういう風に、ゲストハウスに到着してから、畳の部屋で足を伸ばして休めるのって結構嬉しい。
海外のゲストハウスに泊まった時は、飛行機の長旅で疲れていても、こんな風に自分の家みたいにくつろげる場所はなくて、荷物を置いたらまたすぐに外の世界に出なきゃいけない。
こういうちょっとした休止符の時間って、旅をする中で結構大事だよなぁと思う。

 ゲストハウスの和空間で2人はチャージをしたところで、鎌倉駅へつながるバスに乗り、鎌倉の山の方へと向かう。
目当てのカフェの入り口がちょっとわかりづらいとは聞いていたのだけど、気付くとうっかり見過ごしてしまい、最寄りのバス停を通り過ぎてしまった。一つ先の山沿いにあるバス停を降りて、私たちはトンネルの中を通って元来た道を戻っていく。

少し歩くと、赤茶色のレンガ造りの床が広がるカフェの入り口があって、そこから山の斜面に沿って階段が伸びている。
私たちはその階段を上っていく。しかし、可愛らしい入り口とは裏腹に、想像以上に長く急な階段で、
私たちはぜいぜいと息をしながら、「なんか、結構、たいへんだね。」と言いながら上った。

上りきった先には、林に覆われた空間のもと、赤茶色のレンガのテラスが広がっていて、赤と白のしましまの可愛らしいパラソルがあちこちに並んでいた。
林の緑と、レンガの赤茶色と、パラソルの赤と白のコントラストが可愛くて、おとぎ話の世界の景色の一部のようで思わず見とれてしまう。

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ウエイトレスの女性が席を案内してくれて、私たちはおとぎ話空間全体が見渡せる、見晴らしのいい席に座った。
注文したゆずサイダーは、透明の瓶の中に入って、小さなグラスと一緒に運ばれてきた。
お酒じゃないけど、お酒を飲んだ気分になるねと私たちは言って、乾杯をする。
木々の間からうっすらとさしこんでくる陽の光がグラスに反射している。

深呼吸をする。山の空気だ。
小さい頃に家族で夏休みの間訪れた山と森を思い出す。
あそこで吸い込んだ空気と同じ匂いがする。
不思議だ。
昔の、しかも少しの間しかいなかった場所の匂いなのに、同じ匂いをかぐとすぐにその場所の匂いだとわかる。

東京で凝り固まっていた心が、目の前のグラスの中の氷のように、だんだん溶けていくのを感じる。

私たちはお互い最近あったこと、職場にいる先輩の話や最近入った踊りのチームの話とかをする。
「私さ、最近踊りのチームに入ったじゃん。」「うん。」
「なんかさ、そこは30代から40代の人が多いのだけど、みんななんかキラキラしてるんだよね。
それくらいの年代で生き生きしてる人を会社とかで見たことがなかったから、大袈裟かもしれないけど、なんか希望がわいて。
あぁ、世の中にはこういう生き生きとした大人もいるんだって。」
私がぽつりぽつりと話す言葉に、りんごちゃんはうんうんと真剣な顔で聞いてくれる。
そして、
「たぶん会社だからっていうのもあるだろうし、会社の外の顔とは全然違ってたりもするんだろうね。
でも、こういう大人っていいなって思える人に会えることって大切だよね。」
と言ってくれる。

最近そういう素敵な大人に囲まれ始めて気づいたのだけど、
いいなと思える人や大人たちに囲まれているだけで、なんとなく自分もいい方向に向かっていけるのだ。
人から受ける影響ってやっぱり大きい。
だって人間だもの。

日が傾いてきて、風が少しひんやりとしはじめた。そろそろ移動しようかと話し、海沿いを散歩にすることにする。
今まで日中に海に行くことはあったけれど、夕暮れ時にいくことはあまりなかったので、どんな景色が見られるのかとわくわくする。

私たちはカフェを出て、鎌倉の海に向かって歩くことにした。
歩く途中、住宅街の中を通ったのだが、その通りには大きくて、かわいらしい家がぽつりぽつりと並んでいた。
シルバニアファミリーの村にでてきそうな赤い屋根の大きな家。
魔女の宅急便の港町にでてきそうなオレンジ色のとんがり屋根の家。
みんな違う外観をしていて、創り手の個性がでている。
家を見て歩くだけでこんなにわくわくするのは、初めての体験だった。

そんなかわいらしくて閑静な住宅街をてくてくと歩いていくと、少し大きな通りへと出た。
その通りは土産物屋や和菓子屋、喫茶店などが並んでいて、多くの人で賑わっていた。

人の波にのって歩いていくと、少し先に行列のできている店があった。
そこではみんな、自分の顔よりも大きい不思議な形をした食べ物を買い求めていた。それはどうやらおせんべいのようで、ここは人気店らしい。
色んな食べ物があるんだねぇとりんごちゃんと話しながら、長谷駅の前を通り過ぎる。
サーファー向けの店もあったりして、いよいよ海に近づいてきた気配がする。
カフェや家がある道を抜けると、前方にはコンクリートの塀がずっと続いていて、
その先には広い海が広がっていた。

「うわぁー。きたね!」「うん!」
二人で歓声を上げる。塀の途中の分かれ目から、砂浜に続く坂を下りていく。

既に夕日が沈んでいて、時間は夜にさしかかっている。
夜の鎌倉の海は初めてなのだけれど、海を囲む街の明かりが暗い夜の海に映えていて、明かりが海を囲んでいるように見える。

私たちは、しばらく何も言わずにぼーっとその景色を眺めていた。
海って見ているだけで、なんでこんなまっさらな気持ちになるんだろう。
その時の気持ちって、清々しいとか心が洗われるとか、そういう言葉では簡単に表せないような感じで、
もっとなにもない状態に帰ったような気持ちになるのだ。
そういう気持ちに帰る機会って、東京ではほとんどなくて、
でもまさにそういう気持ちになる事を求めて私はこの街にやってきたんだと海を見ながら気付く。

海沿いにはそこそこ人がいて、みんなそれぞれの時間を楽しんでいる。なんだかみんな、子どもみたいだと思う。
歩きながら、私たちはお腹がへっていることに気付いて、どこか食べに行こうと話をする。
そういえば、私は鎌倉でやりたいことの一つに、「生しらすを食べること」があった。
東京で観たあの映画のワンシーンで、姉たちが鎌倉にやってきたばかりの妹に生しらすを食べさせるシーンがあるのだが、なんだかとてもおいしそうなのだ。
中学生の子達が海でしらすを引き上げるシーンも印象的で、しらすが鎌倉の名物らしいということを知った。その場面を見て以来、これまで食べたことがない生しらすを食べてみたいという気持ちが日に日に増していて、鎌倉にきたら絶対食べようと思っていたのだ。
だけど、この辺りには海鮮丼をやっていそうな定食屋は見当たらず、諦めようかと思っていた時、視界に「しらす」の文字が目に入った。
その文字の方へ目を向けると、一戸建ての木造の家の前に看板があり、
「生しらすやってます。」
と書いてある。
どうやらその二階がカフェ&バーになっているようだ。二階の入り口につながる階段と扉はエスニックな雰囲気で、一見すると生しらすをやっているようには見えない。
海の目の前というロケーションと、生しらすにエスニックな雰囲気という組み合わせが気に入って、ここにしないかとりんごちゃんに言う。すると、りんごちゃんもここが気になると言うので、そこに入ることにする。

店に入るとすぐ目に入ってきたのは、お酒の瓶が並んだバーカウンターで、そこの奥にいる日焼けした顔のお兄さんがいらっしゃいと元気に声をかけてくれる。
店内はほどよい暗さで、民族楽器や手作りのガラスのアクセサリーなどが売られている。店内には5人くらいのお客さんが既にいて、みんなご飯やお酒を楽しんでいる。お兄さんに窓側の席へどうぞと言われ、案内された席を見て、驚く。

その席の前の窓から、先ほど目の前で見ていた広い海が広がっていた。
しかもその窓は大きくて海が端から端まで見渡せて、まるでさっき海の目の前に立った時と同じような感覚になった。
絶景だねぇと2人で感動しながら席に着き、早速私は生しらす丼を頼もうとする。
しかし、お兄さんによると、今日は不漁のため生しらすがとれず、やっていないのだという。
予想外の返答に落胆を隠しきれずにえぇっと声を上げると、釜揚げしらす丼ならやっているのですが・・・とのことだった。
でも、その日の海の気分次第で生しらすが食べられたり食べられなかったりするのって、なんだか海の食べ物らしいなぁと思う。
それに釜揚げしらすも悪くないかなと思い、とりあえず釜揚げしらす丼と鎌倉ビールを注文することにする。
やってきた釜揚げしらす丼はそれはそれでおいしくて、生しらすが食べられなかったことは残念だけど、これもありかなと思う。

私たちはお酒を飲みながら、今まで会っていなかった時間を巻き戻すかのように、お互いの色んな話をした。
海を眺めていると、なんだかおおらかな気持ちになって、いつもより素直に色んなことが話せた気がした。

夜のいい時間になってきたので、そろそろ出ようかと言って、私たちはその店を出た。
ほどよくアルコールが体に巡っているせいか、海風がさっき来た時よりも気持ちよく感じる。

バスに乗って、ゲストハウスに帰っていく。
なんだか今日はもうお腹も心もいっぱいな気分なのだけれども、これからまだ楽しみが待っている。
どんな人たちがいるだろうねとりんごちゃんと話す。りんごちゃんはゲストハウスが初めてだから、知らない人たちと寝泊まりすることにまだあまり想像がついていないみたいだ。

バス停を降りて、おばちゃんの家へと帰っていく。
暗い夜の道の上でゲストハウスの部屋の明かりが灯っていて、ここだよ、おかえり。と言ってくれているように感じる。
ほっとしたように歩いて行くと、なにやら一階の団らんスペースから賑やかな声が聞こえる。縁側のふすまが閉じているので中は見えないが、わりと大人数のようだ。
日中に来た時には誰もいなくて静かだったのに、今は全然違う空間になっているようだった。
「なんか・・・イベントとかやっているのかな?」とりんごちゃんは言う。
確かにそう思うくらい、イベントか宴会が開かれているような感じがした。
私たちは予想外の状況に少し緊張しつつ、ゲストハウスの脇の小道を通り、そろそろと入り口の引き戸をひく。

Anny

Anny

転換期を迎えつつある26歳。ライター・役者。時々阿波踊りを踊っています。

Reviewed by
大沢 寛

群青色の街、生憎の空模様であったがAnnyさんを迎える鎌倉の街はあたたかく、そしてやさしい。いつもはひとりで旅する彼女も今日は友人と出かけ、ふだん話せないようなことをじっくりと語り合う。

深沢のゲストハウスからバスで向かったのは木々に囲まれた素敵なテラス。誰に邪魔されることもなくふたりの会話は弾み、そうした中で感じる山の空気のにおいは彼女に幼少の頃の思い出を蘇らせる。東京での生活に少し疲れた彼女は友人との会話を通じて次第に自分の心を解放し、癒していく。

鎌倉の良いところは、海・山・空と自然が豊かでどこを歩いても絵になる光景が広がる街だ、ということである。同じ場所に行くにしても季節によってまったく異なる姿を見せてくれる。行き先を決める必要もなく、目的もなくてもよい。ただ街中を歩き、気に入ったお店や神社仏閣にふと立ち寄る、それだけでじゅうぶんに心は癒され、また明日からがんばろうという気持ちになれる。

夕暮れ時や夜の海もまたいい。周囲が次第に薄暗くなり眼前の景色が夜の帳に包まれて行く中で、砂浜に押し寄せる波の音はより一層鼓膜に伝わってくる。言葉はいらない。その空間にいるだけでじゅうぶんである。身も心も緊張から解き放たれる。そういえば誰かが言っていたが、波の音というのは赤ちゃんがお母さんのお腹の中で聞いていた音と非常に似ているらしい。

夜になり戻ってきたゲストハウス。囲炉裏のあるフリースペースからは他の宿泊客たちのにぎやかな声が聞こえなにやらとてもたのしそう。日中のふたり旅とは異なる新たな思い出が生まれそうな予感。知らない者同士が出会い、集まり
、語らう。そこで築いていく思い出もまたたいへん興味深いが、この続きはまた来週以降になるのかな。

読んでいて自分までもが追体験できるような、とてもたのしいAnnyさんの旅エッセイです。

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