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2F/当番ノート

あなぐらラジオ#01_はじめての連載

当番ノート 第54期

みなさんはじめまして。

イラストレーターの高松です。

今回から2ヶ月間、毎週月曜日に連載を担当することとなりました。1週間という、締切りのある中でイラストと文章を書くというのは初めてで、とても緊張しています。全8回おつきあいください。どうぞよろしくお願いします。

ボイスレコーダーを机の上に置き、そこに語りかけた内容をテキストに書き起こしています。文章を書くのが苦手なのであれこれ考え過ぎずいいかなと思っています。気分はラジオDJです。

第1回目なのでまずは自己紹介をしようと思います。

名前は高松直人といいます。1988年生まれ、神奈川県川崎市出身。普段は会社勤めをしているので、朝夕、土日を使ってたまにいただくお仕事をしたり、オリジナルの作品を描いたりしています。

絵を描くことは子供の頃のお絵かきの延長でずっと描き続けているという感じで、特にきっかけというものがあったわけでは無いのですが、より本格的に絵を描いてみたいなと思い始めたのは20代半ばごろでした。

まずは第一線で活躍されている方々に現状を見てもらいたいと思い、2015年に木村タカヒロさんの主催する木村創作教室に通い始めました。さらに2018年からはHB塾に1年ほど通いました。生徒さんの中にも現役で活躍されているイラストレーターの方々が沢山いらっしゃって、絵を描く技術や思い、お仕事の種類、流れなどを教えていただだきました。とても刺激的で楽しかったのと同時に自分の未熟さも感じました。

そうして活動を続けるうちに少しずつお仕事もいただけるようになってきました。ですが、好きなことを思いつくまま描く絵と仕事に必要な絵はやっぱり違うよな、もっと基礎体力が必要だな、と実感する事が多くなってきました。わかる人にしかわからない絵ではなく、みんなが親やすい絵も必要ですよね。なので今は、動物や野菜などテーマを決めながら毎朝コソコソと素材を描きためています。良くできたかなと思うものはホームページやインスタグラムに随時更新してるので、ぜひ見ていただきたいです。

WEB https://www.takamatsunaoto.com/
Instagram https://www.instagram.com/takamatsu_naoto/

そんな作業の中でもやっぱり、自由なテーマや気分を表現するのも大切です。絵を描くことで自分の今の気持ちに気づいたり、言葉にならない悩みが解毒されたりするんですが。そういった作品を発表するのってSNSがほとんどなので、どこか別の「場所」のようなものが欲しいなあ、と思っていたところアパートメントさんで連載をさせていただけることに。大好きなイラストレーターさんもこちらで活躍されているので、連載が決まった時はとても嬉しかったです。

そして連載と同時に始まったことがもう一つあります。

詳しくは別の機会に話そうと思うのですが。ひと月まえから神奈川県の西の方に引っ越しました。以前までは都内に近い場所に住んでいて誘惑も多かったんですが、ここでは家と山と必要最低限のお店があるだけなので集中するにはもってこいの環境です。

部屋は山の奥にひっそりとあり、そこで朝5時に起きて仕事に行くまで絵を描き、帰ってきたらご飯を食べて寝る。それを淡々と繰り返しています。なんていうか、熊が食べ物を求め里山に下りまた巣穴に戻るような、毎日そんな気分です。なのでこの部屋のことを「あなぐら」と呼んでいます。

そんなあなぐらから毎週、ラジオ気分で連載を続けていければと思います。

それでは次週もよろしくお願いします。
イラストレーターの高松でした。(ラジオっぽく。笑)

高松 直人

高松 直人

イラストレーター

1988年 神奈川県
2015年 木村創作教室
2018年-2019 HB塾
好きなもの:散歩/音楽/ラジオ

WEB : takamatsunaoto.com
instagram : @takamatsu_naoto
twitter : @takamatsu_naoto

Reviewed by
yuka

この絵の中の人はどんな世界を見て、どんな風に感じているんだろう。
高松さんの絵は、白と黒の濃淡が繊細に描き分けられていて、絵の世界の奥行きを感じて、なんだかそんな風に気になってしまう。

『絵を描くことで自分の今の気持ちに気づいたり、言葉にならない悩みが解毒されたりする』
つい昨年そんな絵の不思議を体験して、絵を描くという道を少しずつ歩み始めた私は、まだまだ絵を描くということが何なのか、よく分かっていない。

神奈川県の西の山奥のお部屋の「あなぐら」から届けられる文章と絵を通して、高松さんの歩みを聴きながら、私もこの道をどうにかこうにか歩いていけたら、と思う。
週に一度のあなぐらラジオを楽しみに。

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