当番ノート 第13期
去年、You Tube で偶然見つけた、坂本美雨さんと矢野顕子さんの親子対談。美雨さんは、去年の秋に出た矢野さんのCDを紹介したくなって、パーソナリティをしているラジオ番組に呼んだそうです。その中で、矢野さんは、キャラが厳しいお父さん風になって、美雨さんは、偉大な音楽の先輩を前にドキマギしている様子でした。先般、亡くなった忌野清志郎さんの曲を読み直すというか、その良さを矢野さんによって再発見しよ…
当番ノート 第13期
モノクロの写真は現実の色から少し離れられるところが面白い。 シャッター1つで、黒い粒粒の集まり に変身。 色の情報量が減った分、見る人はそれを補おうと新しい色をつけようとする。 もちろん無意識の間に。 撮った自分だけが知る元々の色を目にすることができない人たちは、 それぞれの胸の中で思い思いの色を塗ることができる。 現実の風景と近い色で塗ってくれる時もあれば、 撮影者からは想像もできないような色に…
当番ノート 第13期
雪のつもり具合に愕然とする日々ですが、白い紙に描き始める時も、同じくその白さに愕然とする日々が続いています。 白い紙は何かしら描かなくても、それ自体ですでに存在が成り立っている。 線を引いた瞬間、やっちまったな〜と思うとともに白にはまり込み身動きが取れなくなる。 ほぼなにも意図を持たずに描いていると、特にそう思う事が多い。 それでも黙々と描き進めて行くと、ある時点から目的とするべき表面が白を覆って…
当番ノート 第13期
ボンテージルックで失礼します。牧野俊太です。 ご近所のライブハウス「騒弦」の店長であり、このアパートメントでも連載を務めていたノダフルタ(身長4m)。 彼がボーカル&ダンスを担当しているロックバンド、アドバルーンが先日ミニアルバム「エイティーン」をリリースしました。(拍手!) そこで今回はその「エイティーン」の全曲レビューをしてみたいと思います。 まずは1曲目、タイトルトラックでもある「エイティー…
当番ノート 第13期
愛する人について書こうと思ったが、段階が必要みたい。愛することから書かないと。 しかし、自分の中には「写真」というものが大きすぎて、 どこから書いたらいいのか分からん。 色々悩んだあげく、一番素直な話をしようと思った。 きっとそれが一番面白い話だろうから。 例えば、俺がずっとあなたの手や目の動きをみているとしよう。「気まずい」は普通のリアクションよ。 例えば、俺がずっとあなたの裸を眺めている。いろ…
当番ノート 第13期
ぱたぱたと音を立て、走りよって腕をとる。 大人と遊ぶことをよく知っている。 ペンギン!と声をあげてわたしの靴に足を置き、 ブランコに乗る身軽さで身体を預ける。 思わずぺたんと、彼女を抱えてペンギン歩き。 * 大人と呼ばれるひとびとと話し続けていると、 こどもと呼ばれるひとびとの、間合いの近さに驚かされる。 あるいはそこにある、突然に自分に向けられる一種の信頼に驚かされる。 このこは、わたしが大事に…
当番ノート 第13期
2月なので、チョコレートの話を少し。色気づいて(中学か高校辺りに)、気になる相手にバレンタインにチョコレートを贈るのは、ママゴトみたいなものかもしれません。しかし、女の子らしい女の子はその辺りの演出が上手いと言えますし、なにより度胸があります。わたし自身は、度胸がない上にケチだったと思い返されるけれど、その女の子は、買った商品を手作りだと偽って(チョコブランドも少なく手作りが流行っていた)気になる…
当番ノート 第13期
こだわりというものが少ない私でも、 時にどうしようもなく興味の湧くものを発見してしまったりする。 手の届く範囲に置いてしまったら最後、 きらきらと輝くお面をそっとはずして、衣を脱がせる。わりと強引に。 その下にある、薄く何層にも重なった皮を一枚ずつ剥いでいく。 本当はどんな姿をしているのか、 どんな形をしている?何種類くらいの形を持っている? 匂いはどうか、味はどうだろうか、手触りはどんなものか、…
当番ノート 第13期
物を作る時はすぐに集中できる。 気がつくと周りの景色や音が消え、目の前の制作物と自分だけの世界ができている。 体が疲れ、手が動かなくなるまで制作が続く。 なんて事に憧れながら、相変わらずのながら制作である。 いつか集中して制作に没頭し、気がついたら何十時間経っていたなんて経験したいものである。 復讐 運命の訪問者
当番ノート 第13期
ふぅ~~~~~。。。。(長い溜息&放屁) マスター、マティーニ貰っていい?うん、そうそう。オリーブ抜きね。 今日はね、ちょっと愚痴っちゃうかもしんまい。堪忍してね。 ライブハウスで働くって、楽じゃない。 小さい頃からのね、夢だったんだ。音楽に関わる仕事をする。 裏方でもいい。ロックバンドを縁の下で支える素敵なお店のスタッフになる。 一応、夢は叶った… って言えるのかな? でもね、なんだ…
当番ノート 第13期
月が卵のように割れて、真っ暗な夜を垂らす。 風は野良犬、街中にウロウロ。 冬がやっと東京に訪れた、喉は常に痛い。 「今の自分を愛するため、過去の自分を受け入れる」あなたがいう。 今日は嘘つき。 悲しみしかない過去の自分をどうやって受け入れたらいい? 人は過去を綴じ込み、無かったふりをし、それを「受け入れた」と名付ける。 なぜしっかりと向き合わないのだろう? 「後ろをみてはいけない。けど向かう先を確…
当番ノート 第13期
三分、 と聞いて思い出すのは、カップラーメン、ウルトラマン、ムスカの台詞、 それから某調味料の料理番組である3分クッキング。 ある冬の日、 なんとはなしについていたテレビ画面に映ったのはなんだか時間のかかりそうな煮込み料理だった。 大丈夫なのそれ、あと二分ちょっとで完成するのとひやひやしていたら、 「これを三時間煮込んだものがこちらです」でーん! という効果音はなかったにせよ、助手と思しき女性が台…