当番ノート 第12期
僕は「がんばって」という言葉があまり好きではない。 本当にその人のことを思っているのだろうかと懐疑的な考えになってしまうからだ。 そもそも「がんばって」という必要があるひとは既にがんばっている場合が多い。 それなのにその言葉をかけるのは適切ではないと思ってしまう。 だから、「出来ることを精一杯やれば良い」という言葉をかけるようにしている。 そうすれば、言われたほうも気張らずに最善を尽くすことが出来…
当番ノート 第12期
近ごろ絵が描けない日が続いているのです。 とくにそれが仕事だとかそういう身分ではないので、 絵が描けなくても、とたんにご飯が食べれないとかじゃないのですけれど、 それでも絵が描くのが好きなので、そういうときは辛いです。 ぼくの好きな映画で魔女の宅急便というものがあります。 そこに出てくる絵描きの女の子が、絵が描けないとき、 「描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、、何もしない」 と…
当番ノート 第12期
自分の中に入っていくのが好きなんだとおもいます。 なので扉がひつようです。 中の世界も、外の世界も、どちらも同じくらい大事。
当番ノート 第12期
夢から覚めて 朝がはじまる 眠りについて また夢を見る 曖昧ではあるけれど 確実にそこにあった時系列を纏めた写真集「紐解く」を2012年に作成しました。 その中から断片的にいくつかの写真を。 点と点 そのあいだを埋めていく 確かでいて不確かな 曖昧な時系列 ここにあるもの その先に見える光 それぞれの一日がある
当番ノート 第12期
コンコン ぴとぴとと、アパートメントの外縁をなぞり垂れる雨音を遮るように 少し強めのノック音が入り込みました。 「こんにちは」 見るからに優しそうな男の人が扉から顔を覗かせると、 みみこちゃんが「げっ」とでも言いたげな顔をしたので ねこたくんはほんの少しだけ不思議に思いましたが、 「かずとさんですね。さあこちらへどうぞ。」 といつも通りの顔をして、客人を室内へ招き入れました。 「やあ、元気だった?…
当番ノート 第12期
アドバルーンというバンドで、インドネシアまでライブをしに行くっていうので、 その日は朝5時に起きる羽目になった。 まったく良い迷惑だ。 前日の仕事が遅かったせいで、二時間しか寝ていない。 酷い低血圧なので、寝起きがとにかく悪い。 三十分で仕度するために、無理矢理身体を起こし、冷蔵庫のミネラルウォーターをガブ飲みする。 俺は東京人でも無いのにミネラルウォーターを飲む様な輩が大嫌いなのだが、 彼女と同…
当番ノート 第12期
皆さんの故郷はどこですか? この質問でどういう答えが返ってくるのか、とても興味があります。 僕にとっての故郷はずっと住んでいる名古屋ですが、第2の故郷は大阪です。 母親が大阪出身ということで、高校に入るまでは長期連休のたびに大阪へ行っていました。 春休み、GW、夏休み、冬休みと合計すると1年のうちの2ヶ月以上も滞在していたことになります。 大阪という土地が無性に好きでした。 土地柄、おっちゃんらの…
当番ノート 第12期
ある日、カレーを作ろうと思ったのです。 大阪に住んでいたとき、好きなカレー屋さんがあって、 おいしいなあ、といつも食べてたのです。 そこのカレーは20種類のスパイスを使ってました。 その日もそのお店で、 おいしいなあ、と思いながら食べてたのですが、 ふとお店のキッチンに目をやると、 たくさんのスパイスが瓶に詰まっていて、 いろんなかたちの種だったり、色とりどりの粉になっていたり、 はて、あれが、こ…
当番ノート 第12期
みなさんこんにちは はじめまして loudly,clearly ’おおきな声で、はっきりと’ 最近の目標です。 不自由な分、言葉がまっすぐにでてくるので、 かたことの英語で書かせてもらいました。 ・・・・・・・・・・・ わたしの使命は絵を描くことです。 すごく好きだからね。 よくがんばれます。 みなさんの毎週土曜のお楽しみになりますように ∞ sae
当番ノート 第12期
愛猫むぎお 愛称むーさん 彼は空き地に舞い降りた天使なのかもしれない むぎおは日々のんびりと暮らしている。 私の起床と共に目を覚まし ごはん頂戴と 朝のご挨拶。 ニャー。 お腹いっぱいになると家中を軽く偵察し、毛づくろいをし、 目の前を行き来している私にちょっかいを出したりしている。 一通りのことを終えると 仰向けにの格好になり またゴロゴロ。 寝転んでばかりいるむぎおだが ご主人様のお見送りは日…
当番ノート 第12期
コツン、コツンと 弱気なノックの音がはじめに部屋の中に入ってきました。 「どうぞ」 小さな体にはややアンバランスなサイズの蝶ネクタイをつけた、ねこたくんがそう呼びかけます。 「どうぞ、こちらにおかけになってください。そしてお名前を。」 部屋の外はこの時期には珍しい、しっとりした雨が落ちていました。 ここは小さなアパートメント。 床も柱も木でむき出していて、大きな風が吹いた日にはすぐに飛ばされていき…