当番ノート 第3期
僕はFlickrというサイトでセルフポートレイト写真を通して、 いつの日か少女時代のオフィシャル写真を撮るという夢に向けての 『〜The road to my dream〜少女時代オフィシャル写真への道プロジェクト』 という活動をしているのですが (未だに少女時代関係者の方々からオファーはありません。) その他に『Kiss Me Please プロジェクト』という活動もしています。 今日はそのプロ…
当番ノート 第3期
今は小さな会社を経営していて、 デザインから製作から企画・営業まで幅広い仕事をしてたりするけど、 学生時代の知人が知るときっとびっくりすると思う。 とにかく人見知りがはげしく協調性のかけらもない子供だったからだ。 小学校の時、 リレーのバトンを次の走者になかなか渡さず数十メートル走らせたあと、 先生に呼び出された。 ひとしきり怒鳴られたあと、往復ビンタが飛んできた。 中学校の時、 体育祭をさぼって…
当番ノート 第3期
恐らくいちばんたくさん飼った海の魚がカサゴだ。 家の小さな水槽で飼うのにこんなに様になる魚はいない。 ゴツゴツとげとげした頭に大きな口、キラキラした目に少し洋梨型の瞳、バランスのいい背びれ胸びれ。ただの赤茶色かと思いきや、よく見ると目の覚めるような鮮やかなミントグリーンから微妙に水色や黄色に揺らぐ小さな斑点が頬から肩にかけて敷き詰められている。 餌のゴカイやエビを水槽に放す。ゴカイはクネクネと、エ…
当番ノート 第3期
「今、サナトリウムにいます。みんなに会いたいです」 大学2年の夏。夏休みを終えて部屋に帰ると、そんなメッセージが留守番電話に残っていた。電話の声の主は友人のMくん。 私はそのメッセージを何度も聞き返した。Mくんの声は涙まじりでとても悲しそうだった。私は「サナトリウム」という言葉を「書き言葉」では知っていたが、声として発せられたのを聞いたのは初めてだった。 私とMくんが初めて出会ったのは大学1…
当番ノート 第3期
アラブの石油王は家来をつれて庭に出てきました。 庭のすみっこでつながれている、きもちわるい鳥の悪口を、わめきちらしています。 「あの、暖炉の上のタンチョウヅルの置物も、この、ハシビロコウの ぬいぐるみも、わしのカツラにくっつけるクジャクの髪飾りも ぜんぶ、きもちわるい鳥が口に入れて、つばまみれにして、ぺっぺっと吐き出して汚してしまった! ゆるせない」 鳥は悲しそうな顔をして黙っています。 「だいた…
当番ノート 第3期
みなさん、こんばんは。 今回も真夜中に書いているんですが、 ここ最近、気づくと3時です。 3時ですが、 ド真夜中なので、おやつは食べません。 そのかわり、ラジオからは またなんともいえないムーディーな曲たちが流れてきてます。 おかげでじめじめとした夜が なんだかとても良い夜に思えてくる。 音楽ってすごいなぁ。 そうでした。 うっかり始めようとしましたが、 まずはご挨拶から。 7月7日七夕の日に 珍…
当番ノート 第3期
今年は4年に一度のオリンピックイヤー。 また寝不足の毎日がやってきます。 そこで今日はオリンピックにまつわる話をしようと思います。 これまでのミウは、 「ちゃんとコレしとかんなんよ!」 「アレもうしたん?」 と自分がやらなければいけない事をいちいちパパやママに言われながら やってきました。 言ってみれば定められたことを行なう 「規定演技」です。 しかしオリンピックの競技の中には この「規定演技」の…
当番ノート 第3期
自分が産み出したデザインは人の手にわたってはじめて完成する。 それぞれの人の物語が自分の予期せぬデザインを産み出したりする。 そんなモノたちのお話。 <ハッセル画伯のカメラバッグ> 日常使いしていただいているお客様のカメラバッグ。 はじめて見せてもらった時、その傷だらけの体に驚いた。 無数についた傷はいつもさげているハッセルブラッドとバッグがこすれた跡。 革は生きている。 傷はやがてなじみ、うっす…
当番ノート 第3期
海釣り公園の立て看板や、子ども向けの磯遊びの本にはたいてい、「きけん!ぜったいに さわらない」という注意書きとともにハオコゼが紹介されている。確かに、ハオコゼに刺されるととんでもなく痛い。小学生の頃に、淡路島の釣り公園でふと油断して右手の親指を刺されたことがあった。ぐさっと刺さったわけではなくて、ほんのちょっとひれの毒針にかすっただけなのに、見る見る親指が腫れ上がって、その後数時間は心臓の鼓動に合…
当番ノート 第3期
【警戒区域にある浪江町請戸地区で 撮影:中島麻美】 「福島の取材を続けたい」 そう思って私が取った行動は、東京での仕事をすべて断り、後先考えずに福島に身を置くことだった。 私が本格的に福島を歩くようになってから、すでに4か月が経過した。しかし、スタートは他の記者たちから遅れること丸一年。その頃には、東京ではもはや福島のことは以前ほど取り上げられなくなっていた。つまり、取材してもそれがお金になる…
当番ノート 第3期
【前回のおはなしはこちらです】 昼間の捜査を終え、「おいしい島」唯一の温泉宿にチェックインしたねこは、 かにかま、ささみのボイルなどのごちそうをたべて、お腹いっぱいになりました。 せっかくのいいお湯ですが、お風呂は嫌いなので入るのはやめました。 「畳というのは、やっかいだ」としろねこは考えていました。 板の間の壁には、「畳で爪を研がないでください」と筆書きの張り紙がしてありました。 しましまの猫は…
当番ノート 第3期
早いもので もう7月になってしまいましたね。 2012年も折り返してしまいました。 上半期いかがでしたか? 先日、うるう秒というのがあったようで。 世界各国の標準時と地球の自転の時刻のズレを なくすためのものらしいです。 1秒を足してずらしたようです。 日本では3年半ぶりだそうで。 ほぅほぅ。 そして、今回は8時59分60秒。 学校で初めて時間についてならった時、 なぜ、時間は60秒までで終わって…