門松は
冥土の旅の一里塚
めでたくもあり
めでたくもなし
ということで、イェーイ!2018年もご用心、ご用心! by 一休
メメントモリでも一応あけおめ〜。
やっぱり定番は座りが良い。
だから海老一染之助、染五郎師匠の
太神楽芸がもう見られないのは残念至極。
(それにしても2018年ってすげーな、なんか。
数字面がSFっぽい。)
とか書いている今は実はクリスマス。
西洋のこの日は日本の大晦日のような日で、
多くの人が静かに家族と過ごす日です。
日本のように恋人と過ごす日という考え方は
西洋のどこをひっくり返しても全くないわけですが、
クリスマスに贈与行為をするというのは
伝統としてずっとあることらしいので、
前日まで街中は買い物客であふれます。
宗教的伝統には意外と律儀な西洋人。
そんな中、ふと気が向いたので、
今まで作りためてきた陶器を並べて、
クリスマスマーケットを開いてみた。
Such a short notice にも関わらず、
SNSのおかげもあっていろんな人が訪れてくれ
しばらくあってなかった人たちにたくさん会えたのは嬉しい誤算。
お茶を出しながら近況報告、年末挨拶。
メリークリスマス、ハッピーニューイヤー。
ジョイユーノエル、ボナネ。
良いお年を。
もう随分前からDJをやっている元ダンサーのクリスは
有機栽培された果物のジャムを売っている店で、
そのジャムを作っている。
彼が差し入れに持ってきたオレンジ&ジンジャーの
ジャムは本当にうまかった。
いつも自分のことをちょっと話しすぎてしまうけれども、
ルックスが可愛いのでそれにつられてこちらもその話を聞きすぎてしまう
という難点を会うたびに感じてしまうパリ出身のダンサーのロディは
最近はジュエリーをデザイン制作していて、
参加している合同展覧会が2月まで開かれている。
さらにはダンス作品を解説するなんて仕事も。
なんでもやっちゃえる人はいるもんだ。
マーケット二日目にやってきたパトリックは
15年ほど勤めたブリュッセルの劇場を辞めて
新しい仕事を始めた。
中東諸国の現代アーティストをベルギーに招聘して、
彼らの活動を紹介する活動をしている。
イスラム文化圏が持つ歴史や哲学の豊饒さや
ムスリムのコミュニティの機動力やフェアネスについて
色々話し込んでしまった。
何より、その仕事を楽しんでいる様子が
彼の話ぶりから伝わってきた。
そんなこんなの会話を今思い出しながら、
2018年はどんなことになるのだろうと考えてみたものの、
すぐに考えるのを止めてしまった。
というか、考えることをことの初めにするのは
ナンセンスだとはっきり気づいたのが
2017年という年だったのだったな、そういえば。
順序としては、思いついたことをまずやり始める。
その延長で必ず問題が出てくるので、そこで初めて考える。
発想→行動→思考、というのが多分正しい。
いきなり考えに耽ると動けなくなる。
行うこと、作ることでしか成果は出ないのは当然なのだけど、
考えすぎるとそれ自体が見えなくなる。
そういう単純なフォーマットを単純に実行していくように努める、
というのが2018年かな。
何がどうなるのかはわからないけど、
そんな風に行動すればとりあえず、
何かがどんな風にかはなるだろう。
そこで何かがなるようになってくる。
それでいい。
というかそういうのがいいな。
今年はいろいろ面白いことが想いつきますように。