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3F/長期滞在者&more

梅雨の前に

長期滞在者

<ジム通い>

ジムに通い出して2ヶ月ほど。

自然と他の人の身体に目がいくが、人それぞれ色んな身体がある。

トレーニング方法も十人十色で、リズムを取るためなのか、スパイダーマンのように飛び跳ねながら懸垂をする人がいる。

ありったけのエネルギーを皆が出し合う空間で、そのエネルギーが何にも使われず、タンパク質と合体した後に、ただそれぞれの身体に溶けていくのがなんか面白い。

<悪は存在しない>

横浜のシネマリンで濱口竜介監督の「悪は存在しない」を見た。

地方と都市に住む人たちの顔つきの違いがとてもリアルに描かれていた。背筋が伸びる。そして、主演はもともと役者ではなく、ロケハンの運転手を主役に抜粋したことを知る。

実は、この映画のロケ地がここ半年ほどずっと通っていたエリアであった。グランピング施設を新設することに対する住民説明会のシーンなど、他人事と思えないようなシーンの連続だった。

パンフレットも購入。

<諏訪湖の畔>

そのロケ地に近い諏訪湖の畔を先日走った。

どこかに行きたくなり、真っ先に思いついたのが特急あずさに乗って山の方に向かうことだった。上諏訪駅に到着し、ホテルにチェックインして1時間ほどベッドで寝た。暑さが引いて、日が暮れ始めてからランニングを始めた。

諏訪湖一周16キロ。12キロくらいまでは気持ちよく走れたが、そこからだいぶペースダウンしてしまった。最後踏ん張るときにスマホから流したのがなぜかLimp Bizkitだった。

川沿いを走るときはいつ戻るかを自分で決められるが、湖を一周する際は引き返せない感覚で走るのが面白い。

残り数キロのゴールが見えている状況で、湖が鹿の角みたいに奥まっている場所があり、走っていて憎らしくなった。

走り終わった後は、足が棒になってそのままホテルの温泉に浸かった。

<団地と市民プール>

先々週の末、本を読むために電車に乗って出かけた。以前読んだジョン・ファンテの『塵に訊け』の新しい訳。個人的には、昔読んだ都甲さんの訳の方が好きだった。

最寄りの隣駅で乗り換えて1時間ほど各駅停車に乗ると、東京のはずれの駅で降りた。

団地があまりにすごく、もしかしたら団地マニアの中では聖地として知られているのかもしれない。

何がすごいかというと、改札を出てすぐに団地のど真ん中に出る。そしてそのマンモス団地を抜けて橋を渡るとこれまたむき出しの団地が出てくる。団地がしばらく見えない瞬間があると麻痺するくらい、ずっと団地に囲まれていた。

いくつもの団地を超えて、市民プールにたどり着く。ラフな水着しか持っていなかったので、その場で水泳用の水着を購入することに。Mサイズでいいだろうと思い財布を出そうとすると「試着することおすすめします」と言われ、試着するとMでは小さく、結局Lサイズに変更した。

身体にピタッと密着するタイプの水着は久しぶりだが、泳いでいても抵抗を受けることが無く、とてもスムーズで泳ぎやすかった。なぜもっと早く買わなかったか。

「水の中からプールサイドに上がる瞬間」
「耳に入った水を片足トントンで抜くとき」
「脱衣所で脱いだ水着を乾燥機にかける数秒間」
どれもがすべて懐かしかった。

<福岡風太さん>

春一番を主催してきた福岡風太さんが亡くなった。
春一番という70年代に生まれたイベントの最後のほんのわずかだけど、濃い数年間を過ごせた。
ここ数年は1年の暦の中心に春一番の日程があった気がする。
春一番があったから毎年GWは関西に帰省した。

<Fontaines D.C.>

Fontaines D.C.の新曲Starbursterが想像の斜め上をいっていた。
これぞY2Kのファッションに身を包んだイメージ戦略を感じるが、確実に時代に風穴を開けた。
まだアルバムが出てないのが、この曲は既に世代のアンセムになっているように思えた。
そして、カルチャーとしてこういう曲がクラシックになるのが健全だと思った。

<EURO2024>

ユーロが始まった。
時差があるのでリアルタイムではなかなか見れないが、毎朝起きて結果を調べたり、ハイライトを見たりと楽しみが多い。ワールドカップより盛り上がっている気がする。

練習試合と本番で結果がまるっきり違うクロアチア、
スター軍団なのに案の定結果が出ないイングランド。
バルカン半島のスロベニア対セルビアなど見どころが多い。

<幡ヶ谷Forestlimit>

毎週水曜の夜に幡ヶ谷のForestlimitで開催されているイベント。週の半ばにこんなイベントが毎週続いているのは奇跡に感じる。

イベントの途中で外の空気が吸いたくなって外の商店街を歩いてたら、チラシ配りをしているお兄さんがいた。

誰にも迷惑にならないとても律儀な配り方をしていてついつい話しかけたくなり、気付いたらお兄さんが所属する劇団のチケットを買っていた。劇は夏かと思ったら11月だった。果たして11月まで覚えているか。LINEは交換したけども。

<アド街ック天国>

来週のアド街は川崎。こんなに川崎に縁が出来るとは10年前には思っていなかった。

川崎=ホームタウンとまでは思わないが、確実に切り離せない地になっている。

市政100周年のほんの7-8年ほどを垣間見ただけだが。

<梅雨の前に>

いまだに頭も身体も心も5月の中にいて、6月が終わろうとしているのが信じられない。

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