長期滞在者
梅田にあるジブリショップの前を通ったら、『天空の城ラピュタ』公開30周年記念セールとか書いてある。 ジブリにはあまり興味がないのだが(最近まであの「バルス!」ていうのも知らなかったくらい 笑)、それでも30年と聞けばちょっとびっくりする。 そんなこというなら僕も見ていた『未来少年コナン』は38周年だし、別にジブリじゃなくたって、YMOだ結成38年とか、戸川純だってデビュー35年、といくらでも驚くこ…
長期滞在者
17歳の頃、池袋のセゾン美術館で開かれた「表現としての写真150年の歴史」展でエドワード・ウェストンの「Pepper,1930」を見たときの衝撃は今でも強烈です。それから10年と経たない後に、カリフォルニア州カーメルのウェストン邸に自分が足を運ぶことになろうとは、当時は全く想像できないことでした。 ぼくのギャラリーディレクターとしての一番最初の仕事が、ウエストンの作品を100枚買うので、それを使っ…
Mais ou Menos
————————— 今日は、母の50回目の誕生日。こんな日に、母さんによく似たひとを街で見かけたよ。 歩き方や、体型や、髪型、とてもよく似た人だった。母さんに雰囲気が近い人って、日本ではあまりみないけれど、脳が母親に似てるって認識した瞬間、大波に攫われたような気持ちになった。 こうやって、た…
the power sink
表題:大きな山と大きな川がすぐ近くにある金網に囲まれたところの机の上で、突起にトゲトゲをつける学習をしている。 後、とにかく椅子が無いんだ こんばんは!今回も絵を載せます。見て頂けると嬉しいです。 ではよろしくお願いします! とても寒い。おなかが痛い ダムのそばで、ずっと眠っていて全然起きない人の背中を揺すっている 空間に誤って配置された人。…
長期滞在者
先日、妖怪検定を受けるべく、鳥取の境港に行ってきた。 言わずもがな、境港は鬼太郎がいる町である。1993年に、「水木しげるロード」と名付けられた道路には、現在100体を超える妖怪の銅像が並んでいる。ここに、鬼太郎の銅像がいくつか設置されているというわけだ。 その名の通り、鬼太郎がいる町、境港であるのだが、”鬼太郎”がいない町について話をしてみたい。 そもそも鬼太郎とは、水木しげる氏が創…
長期滞在者
先月はついに連載に穴をあけてしまいました。不覚。 というわけで、ちょっとそこんところの言い訳じみたところ辺りから。 先月12日に、友人のマルニクス・ルーメンスがディレクターを務めるワークスペースブラッセルズ(以下WSB)という主にパフォーミングアーツに関するアーティストのサポート組織のイベントのオープニングがありました。日本・ベルギー修好150周年にまつわるイベントでもあり、日本に関連した作品を中…
長期滞在者
“Anniversaire”. 男性名詞.ラテン語の“anniversarius”(毎年訪れるもの)から派生した言葉. 毎年迎える誕生日.私はこの10月に、また一つ歳を重ねた. 誕生会はいつだって楽しいものだと決まっている.楽しいものにする意志が、祝う側にも、祝われる側にもみなぎっているから.少なくとも、その姿勢を失いたくないと思いながら生きているので、友人の誕生会だろうが母親の誕生日だろうが、容…
長期滞在者
うちじゅう,よとれた おさらや ――よごれた うえ木ばちや ――よごれた はいざらや ――よごれた キャンデーざらや ――よごれた なべや ――よごれた せっけんいれで いっぱいです。 本は どこやら―― めざましどけいは どこやら―― ベッドでさえ,どこにあるのか,わかりません! いすまで おさらでいっぱいなので, すわって かんがえることも できません。 おまけに,ながしも どこにあるか わか…
日本のヤバい女の子
【11月のヤバい女の子/下ネタとヤバい女の子】 ●鬼が笑う ――――― 《鬼が笑う》 峠を嫁入りの籠が行く。裕福な家庭の娘だった。人々がおめでたい行列を作りぞろぞろと歩いていく。と、そこへさっと黒い雲が現れ、花嫁をさらっていってしまった。 目の前で子供を拐かされた母親は半狂乱になり、娘を探す旅に出る。歩き回っているうちにすっかり日が暮れたので、宿を借りようと山の中のお堂を訪ねた。 古いお堂には庵女…
長期滞在者
セイヨウニンジンボクのトンネル、淡い緑が曇り空にもよく似合う。比良おろしが吹いて、木々が風に揺れる、暴れる。吹き付ける風の中に、微かな二度咲きの金木犀が香る。山の向こうから雨が流されて、しまける。小さな柚子の木には、数百をゆうに超えそうな数の柚子、柚子、柚子。懐かしさと言い様のない寂しさがこみ上げて来る。懐かしさはなんでいつも寂しさを伴うんだろう。 滋賀の秋はとても美しい。吹き始める山風が冷た…
長期滞在者
何のために書くのでしょうか? 店じまいをするにあたって、私はこれまでの連載を読み返しています。自分が書いたようで他人が書いたような、挑発的であるようで後ろ向きな、まとまっているようで雑然とした、おさまりの悪い文章たちについて考えています。 「何のために書くのか?」という問いは、いくぶん不適切かもしれません。それではあたかも、私が自らの意思において世界に何かを示すために書いているようではないか。そん…
長期滞在者
1. スリリン・サイクリン 2. 阿部 (thanks : 阿部)