はてなを浮かべる
よく分からないことについて考える なにかを ふしぎだなあと思うと 閉じた手の隙間からひょこと顔を出す よく分からないこと あの人の言ってることの意味が分からなかった なんで今自分がここにいるのか不思議に思う 昨日やったことは誰のためだったんだっけ 分かってた気がしたことも 簡単によく分からなくなったりする 何かを よく分かる ということはどういうことなんだろう よく分かる と言える人は どうしてそ…
長期滞在者
最近、思い出すということにハッとさせられることが多い。多分、本当は胸の奥にしまいこんでいたほうが楽なことばかりなんだけれど、思い出してしまったら、なんでこんな大事なことを忘れていたんだろうって、逆に不思議に思うことばかり。 人間は辛いことを忘れると聞いたことがある。心は自然とそういうメカニズムになっていて、精神のバランスをとるために、本当に辛いことは忘れるんだって。もしかしたら、そういう感じで忘れ…
ギャラリー・カラバコ
ここはとあるアパートの一角にある、小さなギャラリー「カラバコ」。 白い壁に空っぽの額縁が無造作にならび、その下には題字だけが添えられています。 タイトルだけを頼りに、二人の作家が別々に文と絵を寄せ、2つが合わさった時に初めて作品が完成するのです。 01 桟橋 02 物差し 03 帯 04 時化 05 吃り 第6回は「影絵」 影絵をつくって遊ぶ戦時中の女の子のお話が、国語の教科書で取り扱われたとき、…
長期滞在者
熱く沸騰した血が私の身体を駆け巡っていく。 試合のテンポは、まるで曲のリズムに乗っているような気分になる。 選手の動きを追い、ボールの音に耳を澄ませ、呼吸を共に走らせ、 プレイに合わせて、ここだというタイミングで言葉を発する。 秋はバスケットボールのシーズンの始まりだ。 私は、今シーズンも日本のバスケットボールのリーグで、試合のMCとしてコートサイドにいる。 バスケットボールの試合でMCをやってみ…
長期滞在者
梅田にあるジブリショップの前を通ったら、『天空の城ラピュタ』公開30周年記念セールとか書いてある。 ジブリにはあまり興味がないのだが(最近まであの「バルス!」ていうのも知らなかったくらい 笑)、それでも30年と聞けばちょっとびっくりする。 そんなこというなら僕も見ていた『未来少年コナン』は38周年だし、別にジブリじゃなくたって、YMOだ結成38年とか、戸川純だってデビュー35年、といくらでも驚くこ…
長期滞在者
17歳の頃、池袋のセゾン美術館で開かれた「表現としての写真150年の歴史」展でエドワード・ウェストンの「Pepper,1930」を見たときの衝撃は今でも強烈です。それから10年と経たない後に、カリフォルニア州カーメルのウェストン邸に自分が足を運ぶことになろうとは、当時は全く想像できないことでした。 ぼくのギャラリーディレクターとしての一番最初の仕事が、ウエストンの作品を100枚買うので、それを使っ…
Mais ou Menos
————————— 今日は、母の50回目の誕生日。こんな日に、母さんによく似たひとを街で見かけたよ。 歩き方や、体型や、髪型、とてもよく似た人だった。母さんに雰囲気が近い人って、日本ではあまりみないけれど、脳が母親に似てるって認識した瞬間、大波に攫われたような気持ちになった。 こうやって、た…
the power sink
表題:大きな山と大きな川がすぐ近くにある金網に囲まれたところの机の上で、突起にトゲトゲをつける学習をしている。 後、とにかく椅子が無いんだ こんばんは!今回も絵を載せます。見て頂けると嬉しいです。 ではよろしくお願いします! とても寒い。おなかが痛い ダムのそばで、ずっと眠っていて全然起きない人の背中を揺すっている 空間に誤って配置された人。…
長期滞在者
先日、妖怪検定を受けるべく、鳥取の境港に行ってきた。 言わずもがな、境港は鬼太郎がいる町である。1993年に、「水木しげるロード」と名付けられた道路には、現在100体を超える妖怪の銅像が並んでいる。ここに、鬼太郎の銅像がいくつか設置されているというわけだ。 その名の通り、鬼太郎がいる町、境港であるのだが、”鬼太郎”がいない町について話をしてみたい。 そもそも鬼太郎とは、水木しげる氏が創…
長期滞在者
先月はついに連載に穴をあけてしまいました。不覚。 というわけで、ちょっとそこんところの言い訳じみたところ辺りから。 先月12日に、友人のマルニクス・ルーメンスがディレクターを務めるワークスペースブラッセルズ(以下WSB)という主にパフォーミングアーツに関するアーティストのサポート組織のイベントのオープニングがありました。日本・ベルギー修好150周年にまつわるイベントでもあり、日本に関連した作品を中…
長期滞在者
“Anniversaire”. 男性名詞.ラテン語の“anniversarius”(毎年訪れるもの)から派生した言葉. 毎年迎える誕生日.私はこの10月に、また一つ歳を重ねた. 誕生会はいつだって楽しいものだと決まっている.楽しいものにする意志が、祝う側にも、祝われる側にもみなぎっているから.少なくとも、その姿勢を失いたくないと思いながら生きているので、友人の誕生会だろうが母親の誕生日だろうが、容…
長期滞在者
うちじゅう,よとれた おさらや ――よごれた うえ木ばちや ――よごれた はいざらや ――よごれた キャンデーざらや ――よごれた なべや ――よごれた せっけんいれで いっぱいです。 本は どこやら―― めざましどけいは どこやら―― ベッドでさえ,どこにあるのか,わかりません! いすまで おさらでいっぱいなので, すわって かんがえることも できません。 おまけに,ながしも どこにあるか わか…