the power sink
表題:回転する人 こんばんは!今回も絵を載せます。ではよろしくお願いします! とてもリラックスできそうにないベッドだけど、すご〜く気持ちいいんだ 光を浴びる人 汚いような汚くないようなものが穴から出てきた 僕は平常心を装っていたけど、心拍数はどんどん上がってしまい、ほっぺたの辺りから変なものが出てしまったんだ 変な…
当番ノート 第30期
Photo by Ryo Onodera 映像制作をしている友人に久しぶりに会い、あるミュージックビデオに衣装を一着作ることになったのが、ちょうど去年の年末だった。 彼の知り合いのミュージシャンの曲で、彼が映像の脚本を書き、監督を務める作品だという。 私はその頃会社に勤めていて、仕事に日々追われていた。 衣装の製作とか興味があるし、いつかはやってみたいな。 じゃあ作ってよ。 いいよ。 そんな軽い感…
風景のある図鑑
「接吻数 : kissing number」 接吻数とは一つの次元に一つしか存在しない数です。 二次元の接吻数を求める場合、まず一つの円を平面上に置きます。その周りを同じ大きさの円で囲んでいきます。 周りの円は、常に中心の円に接するように、つまり「接吻」するようにし、さらに円同士が重なり合わないように並べます。その時、中心の円を囲むことができる最大の円の数は「6」です。この「6」が二次元における接…
当番ノート 第30期
皆様こんにちは。HALです。いかがお過ごしでしょうか。本日は私の作品を一つご紹介したいと思います。タイトルは「BEHOLD」、映像作品です。作品中の言語は全てポーランド語になっていますが、YouTube上で英語のサブタイトルがついています。こちらの作品は、今年の7月にポーランドのピワとポズナンで行われた「A21」という展示会に出展したものです。ぜひご覧ください。 今回の投稿では、作品をまずご覧いた…
当番ノート 第30期
不思議なもので、 こうやって書いていくと、ヤフオクで叔母のレコード(サイン入り)を見つけたりする。 私の“つなぐ”はいつもこうやって偶発的なことに支えられている。 え、それじゃあつないでないじゃないか。 たまたまじゃないかっていうのは一回置いておいて。 なんでつなぐひとと名乗り始めたかについて書いていこうかなと。 25歳。 それまでいろんな経験をして来た中で、 ふとフリーランスという言葉が自分の生…
長期滞在者
絵本が大好き. (「いねむりのすきな月」 絵・文 石崎正次 ブックローン出版 1990年) 「ある国に、いねむりばかりしている月がいました。 昼はもちろんのこと、 夜になってもいねむりをしているものですから、 おかげで、この国の夜はまっくらです。」 好きな絵本を挙げろと言われたら、あまりに多過ぎて紹介しきれないけれども、「いねむりのすきな月」は、その画の美しさから、設定の自由さから、展開のチャーミ…
当番ノート 第30期
部屋に流れる音楽、テレビをつける習慣がない私にとってそれがなくては落ち着かない。 インテリアがキャンバスに描かれた静物画だとしたらそこに流れる音楽は額縁のようだと思う。 好きな音楽があると部屋は一層私のものらしくなるので、ふっと心ほどけるのがわかる。 ただいま。帰ってきたな、灯りの点いた部屋に緩んだ気持ちと疲労が同じ分だけ広がっていく。 随分長く、それで十分に楽しんでいたし満足していたはずだった。…
当番ノート 第30期
僕が大学に入学したのは2000年 26歳の時 都内の夜学、国文科 授業はいつも夕方6時からはじまり、終わるのは9時20分 帰宅するのは11時を越えていた。 昼間は大学の近所にある出版社で働き 仕事のない日にはカメラを持って鎌倉に出かけては、古都の風情を写真に撮ることをたのしんでいた。 鎌倉を歩いていると、所々で古典とゆかりある地にたどり着く 月影ヶ谷を歩くと阿仏尼邸跡 極楽寺坂の切り通しを歩けば、…
長期滞在者
どうもウェブメディアが騒がしい。議論されているテーマはさまざまだが、「情報を正しく伝える」というメディアの最低限の役割について考えてみたい。 早速だが、弊六(へいろく)をご存知だろうか。姿は赤鬼のよう、*御幣(ごへい)をふりかざして走る妖怪である。御神託と称しては、偽りの情報(いわゆる、デマ)を流し、人々を混乱に陥らせ、世を騒がせたと存在とされる。 (*御幣・・・紙や布を細長く切って、細長い木に挟…
当番ノート 第30期
初めまして、珈琲子です。これから2ヶ月間、自分がお薦めしたい本について書いていきたいと思います!気になる本があったら、ぜひぜひ読んでみてください! 第一回は、 私とは何か 「個人」から「分人」へ 平野啓一郎さんの新書です。 分人という、新しい考え方が書かれている本です。私達は生活の中で様々な他者- 家族、友達、上司、恋人、配偶者と関わって生きていきます。自分対他者と繋がりを作り、社会と自分を繋げな…
当番ノート 第30期
衣装を作っている。 東北で震災があった年に高校を卒業して以来、自分がどういう考えで服を作っているかを多少なりとも言語化できるようになったのは、ごく最近のことだ。 そのあたりのことを、連載の初回に書こうかと思う。 人を肯定することと否定することは、どちらの方が力が要るのだろう。 言葉は至るところに溢れているし、人を切り捨てるような言葉はその中でも強く大きく聞こえてきやすくて、簡単に流されてしまいそう…
長期滞在者
昨夜、友人のコンサートがあり、招待してもらったので行ってきた。2,3年に一度くらいしか会わないけど、会えば時間を忘れて忌憚なくなんでも話せる仲間だ。彼は今や世界をまたにかけて活躍するアーティストで、音楽作品だけではなく、映像や音響インスタレーションも精力的に発表し続けている。その極度に洗練されながらも、ある意味暴力的でもある作風と、その筋における第一人者的存在でもあるのも相まって、マニアックな信奉…