トレーサビリティの恩恵

いとでんわ 第1期(2011年10月-2011年11月)

いつもありがとうございます荻窪 「vindens cafe & あかね雲」風でございます。
今回は紅茶や珈琲のトレーサビリティのお話を少々2000年代に入り結構聞かれる言葉ですがまずはそもそもトレーサビリティとは何かという事ですが簡潔にいってしまえば生産から消費(廃棄)までの行程を追跡できる流通状態の事を指します。要は、誰がどのように作った物を誰がどのように加工し誰がどのように運んで誰がどのように販売しているかを知る事ができる状態という感じでしょうか2000年代の狂牛病問題で一気に定着した内容かと思います。
食の安全性に注目が集まった事により定着した考えですがこれをする事により、品質の階級分けもより厳密にできるようになった気がします。今迄一色単にまとめて販売されてきた物が良い状態の物は分けて価値ある物として販売が出来るようになり消費者としても、より品質の良い部分のみを求めることができるようになってきたかと
例えば一昔前、(まだまだ今も変わってない所も多いですが)珈琲の販売を考えた時デパートなんかで専門店として珈琲豆を売っている店でさえその銘柄をみると「ブラジル」「ケニア」「コロンビア」「グァテマラ」となっていました。これを米で例えるなら「日本」「タイ」「インド」と言って売っている様なもの日本の米の中には銘柄米と呼ばれるお米もあれば加工用のお米もあります銘柄米も「コシヒカリ」「はえぬき」「あきたこまち」等々色々ありその味わいも全て違うのに「日本」ですと・・・・かなり大雑把すぎると思いませんか?
紅茶も「スリランカ」「ケニア」等インドの紅茶は多少マシですが「ダージリン」「アッサム」「ニルギリ」と地域で呼ばれますこれは「新潟」「山形」「秋田」って感じでしょうか?傾向がまだ解るので、まだありがたいほうですが・・・・
トレーサビリティが謳われるようになり最近日本では「~の○○さんが育てた」みたいな表記されている物も増えてきました。生産者個人の名前が出ることによりその安心感信・頼感は格段に上がりますし作る側も個人名が出ているわけですからより良い物を提供しようとなっていくと思います。
この農園単位での名前の公表で以前から成功?している世界がありますそれがワイン、特にフランスワインの世界だと思いますシャトーと言われる醸造所(正確な表現ではありませんが)シャトー付の畑にシャトーに対する絶対的な評価基準としっかりとした形が出来上がっています。さらにシャトーによってはグラン・レゼルバ等の表現をされる素晴らしい出来の葡萄の畑(物によっては木)のみで作ったスペシャルなワインの様な物を作る事もあり格の高いシャトーが作った特別なワインとなると好きな人にはたまらない世界かと
紅茶や珈琲でも良質な物は現在、農園単位での販売は勿論生産ロットごとに分けたり先ほどのグラン・レゼルバのように農園内の地区(または木)を限定してスペシャルな物を生産していたりします
グラン・レゼルバ迄いかなくても農園単位まで細かく別れていればよりコアに自分の好みの物と出会う事ができる可能性が高まるかなと例えばインドのダージリンの中には80を越える農園があると言われておりその80の農園がそれぞれ特徴を持っているんですからダージリンと言う地区の特徴に加えてより細かく自分の好みに合う紅茶を選ぶことができるのですから
私個人としては、紅茶や珈琲は嗜好品ですのでより良い物を求めれる体制というのは喜ばしい事と思っております。しかし増えて来たとはいえ、そのような紅茶や珈琲は全体の数%で一部の専門店でしか出会う事は出来ません業界の生産量が減ってしまい自動販売機やコンビニ・スタンド式の店舗で気軽に飲んでいる物がなくなってしまいますから全ての紅茶・珈琲がそのような物になれば良いとは言いませんがただもう少し色んな所で楽しめるようになれたら良いなととりあえずうちはうちで、そういう紅茶や珈琲をこれからもご提供し続けたいなと思っております