スウェーデンのこと

第20期(2015年4月-5月)

日本から遠く離れた北欧の国スウェーデン。
首都ストックホルムには、父方の親戚が暮らしています。

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むかし長崎の商社で働いていた私の祖父ゆずるが、長崎港に寄港したスウェーデンの海兵グスタフと出会い、
YMCAで英語を学んでいた妹の真理子に英会話の練習をと紹介したのがきっかけで
ふたりは日本とスウェーデンで文通をつづけ、翌年またグスタフが長崎を訪れて祖父の家に滞在し、帰国前に真理子にプロポーズ・・・

年の離れた末っ娘でみんなから特に可愛がられていた真理子さんが
遠く離れた知らない国に嫁ぐことは、一家にとって大事件だったことでしょう。
今でこそ日本でも国際結婚が増えているものの、40年以上前は海の外の国に旅行すること自体が珍しかった時代。
わたしの曾祖母 千代は「娘は死んだものとして嫁にだす」と言って、万が一の備えとして宝石や貴金属を持たせて娘を送り出したそう。

スウェーデンで挙げた結婚式は、”日本からきたお嫁さん” として地元新聞に取り上げられたそうです。

結婚してからグスタフは妻とその故郷を更に愛して、二年に一度、夏に長期休暇をとり家族とともに日本へ旅行していたのでした。
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そのおかげで娘のマリアンとマリールイスは日本に住むいとこ達(私の父も含まれる)ととても仲が良く、
成人してそれぞれ家庭を持ってからも何度も日本旅行に来ているので、離れていながらも家族として強い絆で結ばれています。

昨年、6月21日の夏至祭をスウェーデンで祝うためその前日にヴェネチアからストックホルムへ移動。私にとって五回目のスウェーデン訪問。
福祉が充実しているこの国では子どもの数が多く、私の親戚2家族は三人兄弟と四人兄弟で、計7人もまたいとこがいます。

夏至だというのにかなり寒い!家の目の前は湖だけど、残念ながら今年はまだ入れないね、と ただ家の中から曇り空を見つめる。。。(そして描く)

マリールイスのマフラーとジャケットを借りて、みんなで近所に住む仲良しファミリーのおうちへ。
ここのおうちも四人兄弟。男の子はお父さんたちと庭でサッカー、女の子は家のまわりで摘んで来た花で冠作り。
とっても上手にできました。

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クリスマスで食べた様な手の込んだ料理とお酒で、大人たちも楽しくゆったりと休日を過します。

平日は、朝マリルイスが子ども達を幼稚園や小学校まで車で送ってから出勤し、夕方4時か5時には会社を出てお迎えにいきます。

下の子ふたりが通う幼稚園はイタリアのレッジョ・エミリア式で、園内にはユニークなツールや素材が用意されていて楽しそうな空間。ふたりが園で作ってくるアートは、家にもたくさん飾られています。

小学校では10数人〜20人クラスが各学年に3クラスで、4年生まではひとつのクラスに2学年ずつ構成されています。
20人に対して一人の担任教師、さらにサポート講師もついています。
ipadは一人一台あり、さらに授業中は自由に発言、話し合いができるため、
集中して静かに勉強したい時のために各児童のテーブルに一つづノイズキャンセラのヘッドフォンが用意されていますした。

また、養子や移民が多いため学校によっては児童のルーツを学ぶためのサポートを受けられる事もあります。
8歳のエマは、毎週一時間、マンツーマンで日本人教師による日本語のレッスンを受けています。

スウェーデンに行く度にこの国の社会福祉の充実ぶりに感心するのでした。。。

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親戚とすごす時間は楽しく別れがたいのですが、人と居るとあまり絵を描けなくなってフラストレーションが溜まって来ていた(笑)ところに、チェコに居る友人からメッセージが。

今プラハに一週間滞在してるよ、プラハに来れるならおいでよ、と。

というわけで、来週はチェコプラハのお話です。