free 参る 夜明け前④

第27期(2016年6月-7月)

只今6月18日(土)の5:00、から書き始めようとしながら色々この連載に関連すること
見たり探したりしてると6:30。
時間が経つのはあっちゅう間、遅筆の僕はやや焦る、な Saturday morning 、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
と、書き出すも遅々として進まず、日付は変わり父の日の Sunday afternoon、
さぁそろそろお尻に火が点いて参りました。

今週は水木と単独東京出張、火曜の夜出て金朝帰るで一週間もあっちゅう間。
今回は来年のSS(春夏)向け素材のご提案と saredo の新作のご紹介も兼ねて、前回一度伺った
アパレルさん、工場さん向けの ito のご提案の総まとめ?ほぼ出そろってきた糸の見本帳と
今回の出張にあわせて出来上がった手づくりの「Kayazawa 17’ Spring & Summer collection」
(糸のカタログ) をスーツケースに詰め込んで。
お伺いさせて頂いたお客さまありがとうございました!そしてこの回が掲載される週には
one more 行脚、よろしくお願いいたします!

仕事が終わってそぼ降る雨の渋谷の Thursday night、
滑り込みセーフでこちらへ。

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渋谷の町中に突如再現された秘宝館。ラブホにイメクラ、性豪爺さん、ラブドールと
日陰でタブーなものに対してのある意味日本ならではの逆噴射の本気の熱量に目眩い。
本人らの思わぬところでその熱量がアートとして昇華されるその対象への都築さんの
眼差しがいつもながら面白い。
カップル、女性同士のお客さんや、勿論男一人で来られてる方も居られましたが、
一体70万もするラブドールに触れる貴重な機会をトークショー前で会場に居た都築さん
ご本人に解説頂きながら、皆それぞれ歓喜の表情でお触りし、エロと言う人間の本能であり
エゴイスティックな部分を剥き出しにすることが、ある意味混浴露天風呂に入るような
開放感と一体感を生み出しエロ&ピースフルな空気を醸成。

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さすがにラブドールの写真をここに載せる勇気はありませんが(都築さんは「隠し持ってないで
どんどんインスタやFBなどのSNSにアップして」と仰ってましたが根性が足りませんw)、
ラブホ写真館にまぁまぁ登場する「ホテルアイネ香芝店って奈良の香芝ですか」と質問すると
「そうだよ、あのインターのところ、すごいよね」と、別の意味で誇NARAティヴな景色を
発見出来ていと嬉し、帰って奥さんに「行ってみない?」と聴くと即却下。
一人で行く勇気を振り絞るや否や悩みつつ今これを書いています(笑)。

ということで話は逸れましたが、僕の中ではちょっと格好つけて書き過ぎた?前回の
清里現代美術館、そして現代美術との出会いのお話も、都築さんの権威の宿らない局部に光を当てて
下から目線でアートを見出す視線のレイザービームの強さも、並列に現在進行的に自分に
saredo に影響を与え続けています。なんか、話しもあっち行ったりこっち行ったり free 参るに
なってきましたね。

今回の collection のジャケットのイラストは奥さん担当、新作の ito、リサイクルシルクと
コットンの競演「cirque du soie -絹のサーカス-」押しで。

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そう自分で写真見て思い出しましたが、ここにも saredo の原点、と言うか変遷辿れて面白い。
毎回ご提案の時期は決まっているので今と同じように締め切りに追われながら動きながら考えながら
糸のコレクションカタログをつくるんですが

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一番最初のは残ってませんが2009年のSS(春夏)向けから初めて17シーズン、9年目。
2011年の東日本大震災のあとの2012年SS向けのカタログから願い祈り決意するように
裏表紙に「FASHON CAN MAKE PEOPLE HAPPY. FASHON CAN MAKE JAPAN HAPPY.」と言う
ファッションのもつ力を信じることばを、2013AW(秋冬)のカタログから saredo div.の
文字を入れるように。
まだオリジナルの ito や製品は出来てませんが、刷り込むことで、ものつくりへの
強い羨望の眼差しを持った自分を追い込もうとしていたのか?
今も扱わせていただいている様々な仕入先メーカーさんの素材をシーズン前に見て回って
その素材で自分がものを作るとすれば、どんな特徴をアピールしたいか、とか考えてデータベース化しながら
表紙では、シーズンを追うごとに少しずつテーマのようなものを考えたり、その時期に影響を受けた
アートや思想にまつわることがらを盛り込んでみたり。時折奥さんにも手伝って貰いながらの
良く言えば実験、悪く言えば迷走ですが、見返していると、この時何に影響を受けて、今思い返せば
saredo がどのように胎動し始めたかを窺い知ることが出来ます。
次回からそれらを少し時系列的に取り上げ、最初の回でご紹介した(の・ようなもの)たちと
紐付けて行ければと思います。