劇場

第38期(2018年4月-5月)

劇場はそのものに命があるようで、それぞれ性格があるように感じる。

今まで踊った中で印象的だった劇場

Le Palais de Beaulieu ローザンヌボーリュ劇場。
例えるなら60代の美しいマダム
若手ダンサーの登竜門と呼ばれるローザンヌコンクール行われる劇場。
みんなが10代の頃に通った場所に30代になってから私はやってきました。
安心して踊れる場所だった。とても暖かい雰囲気の劇場。包み込んでくれるような。
ここをベジャールは選んで、いろんなダンサーが通って行った。なんだか神社に来た気持ちと似てた。
ローザンヌ

倉敷芸文館。
例えるなら 30代清楚で美しい女性
子供の頃に踊って好きだった劇場。倉敷川の横に佇んでいる。
すぐ近くにある倉敷市民会館の方が客席数が多く立派な劇場なんだけど、私は芸文館の小さくて可愛いくまとまってる感じが好きだった。きゅっとしている。
kurashiki

Teatro municipal baltazar dias ポルトガルマデイラ島の劇場。
例えるなら100歳可愛いおばあちゃん
小さくて古い。でも修復は行き届いている。ものすごく傾斜がかかっていて、回転をするのがすごく大変だった。ピケターンは山を登り、下るようだった。
劇場を出るとすぐ近くに海が感じれて好きだった。劇場についているcafeが夜はclubになるって、舞台後も楽しい。何もない時もよくこのcafeに行った。
昔リスボンのバレエカンパニーは船で公演に来ていて、小舟で大道具を運んだんだと昔のバレリーナに聞きました。
マデイラ

Teatrul national opera si ballet Oleg Dnovski ルーマニアコンスタンツアにある私が今現在踊っている劇場。
例えるなら50歳人生を楽しんでいる叔父様
お客さんがいつも熱狂的。お客さんにとって何かを発散する場所なのかもしれない。町の人々は舞台を楽しみにしてくれている。
古くてぼろぼろ。修復もされていない。ロビーのシャンデリアは壊れたまま。
こちらも海がすぐ近くにあるんだけど、それをいつも忘れてる。なぜだろう。
マデイラにいた時はどこにいてもいつも海の存在感がすごかった。
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