当番ノート 第10期
しあわせのかたちをかんがえていた。 あのひとからみえる しあわせは まるくまるく ふれるのさえこわかった。 近づいちゃいけないとうめいが、ささるのがこわかった。 けれどなにより憧れるうつくしいかたちであった。 あの人やあの人やあの人は おなじであるのにまるではなかった。 さんかく、しかく、ぐるぐる、 あたしはあたしでどれでもなかった。 けれどだれかには何かにみえているのかもしれない。 そうおもうと…
当番ノート 第10期
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当番ノート 第10期
恋人と沖縄へ行った。 行く前はなんだか不思議な気分だった。 僕たちはまだ付き合って三カ月ほどの間柄だし、恋人と旅行をするという体験が、僕にはそもそもはじめてだったからだ。馬鹿みたいに浮かれていいような、これは実は何か決定的なことなんじゃないかと切なくなるような、そんな感じ。 思い返せば僕は恋人と行くとか以前に旅行というものをあまりしたことがない。父が出不精であったからなのか家族旅行にも縁がないし、…
当番ノート 第10期
こんばんは。今回も特に内容のあまり無い絵を載せる。今後は本当にもっと 気持ちのいい絵が描きたいです。ではよろしくお願いします! 今回も見て頂いてありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
当番ノート 第10期
アパートに帰ってくると、「ついに来た」と思った。 玄関の前にフクノカミがいた。 まるで七五三みたいな坊っちゃんスタイルで、玄関ドアを見つめたままちょこんと正座していた。母から教えられた通りだ。 「ちょっと待っててね」 私がそう言うと、にこりと笑って頭を小さく縦に振った。玄関ドアを開け放したまま、急いで部屋に入り、細野晴臣さんの『HOSONO HOUSE』とラジカセを抱えて戻る。キッチン脇のコンセン…
当番ノート 第10期
うつくしいひと。 水晶玉のような瞳をもって、 あなた どこへゆくのだろう。 なにを みるのだろう。 あなたはどうしてひとりしかいないのだろう。 どうしておなじ血がながれていないのだろう。 鼓動を共有したかった。 ゆびさきにふれていたかった。 まぶたにふれてみたかった。 すべてすべてを肯定してしまいそうな、 しろいひかりがふりそそいでいる。 まぶしいゆびさきやせなかやひとみばかりを思い出す。 あなた…
当番ノート 第10期
“Go West”という曲がある。 1977年にニューヨークで結成されたディスコグループVillage Peopleのヒット曲。キャッチーな耳に残る曲で、おそらく誰でも一度は聴いたことがあるだろう。1993年にはPet Shop Boysによってカバーされていて、そっちの方が馴染み深いという人も多いのかもしれない。 Go West――西へ行こう、というこの曲のタイトルには幾つかの意味合いがあるとい…
当番ノート 第10期
こんばんは、今回もペンで描いた絵を載せる。今回はうとうとしながらアップしたので、よろしくお願いします! 見て頂きましてありがとうございます。次回も。よろしくお願いします!