長期滞在者
「ポケモンGO」が流行っている。もう爆発的な勢いでユーザーを掴んでいるようだ。アプリ公開日に、キャッチをしている歌舞伎町のホストのスマホをちらりと覗いてみたらGOしていたので(サボってたらあかんで)、こりゃあキャズムを速攻でぶち破ってかなり流行ってるなぁ、と感じるほどだった。 ちょっとした社会問題も生んでいたりして、ポケモンGOについては賛否両論で、いろんな論議がされている。まあ、好きならやればい…
当番ノート 第28期
みんなが知っていることだが、韓国は整形大国である。 自分は韓国に来てから整形大国であることを知った。 なぜなら、 韓国にはまったく興味がなく、渡韓してしまったからだ。 今考えると、何の情報もなく純粋に自分の体験だけで韓国を吸収できたからこそ いろいろと韓国について文章に出来てる気がする。 自分は韓国スタッフや韓国人のお客さん、日本人のお客さんに整形についての 質問を良く投げかけることがある。 同じ…
当番ノート 第28期
はじめまして。 この度金曜日を担当することになりました、 僧侶の鈴木秀彰(すずきひであき)です。 「人の一生に寄り添う僧侶」をテーマに、 僧侶のみならず、理学療法士、心理カウンセラーとしても活動をしています。 今年で僧侶になって20年目になりますが、 そもそもは実家がお寺というだけで始まった仏道への道、 最初は正直、僧侶という仕事に魅力を感じていませんでした。 仏道の本格的な始まりは大学に入学して…
当番ノート 第28期
ある夏、島から男が出ていった。 私はまだ中学生で、その光景を校舎の屋上から見ているだけだった。 「ほら、また出てくよ」 一緒にいた友人はセーラー服をなびかせながら、柵から身を乗り出す。指さした先には、本土へ唯一つながる細い橋があった。 普段は部外者が入らないよう、上げられている橋だ。けれど今日は島を出ていく期限だったから、橋はずっと下げられていたし、車もたくさん去っていった。 深い青色の海にかけら…
はてなを浮かべる
ここに居るのは正しいですか? 煮込まれた気持ちをどうやって差し出す? 液体のような思考を 受け止めるお皿がない? 思いながら黙っている彼らがそこらじゅう横たわっている? 焦点を合わせないとき見えるもの? 切り捨てたものがまだ息をしている? 「見ているだけ」…
当番ノート 第28期
旅の途中、風変わりな女の子に出会った。 旅と言っても、いつも遊んでいるりんごの木から、1、2、3本ともっと先の、まだ登ったことのないりんごの木まで。 お昼ごはんから晩ごはんまでの、短い旅ではあったのだけど。 このあたりでは見たことのない女の子だった。 風変わり、というのは彼女のあたまのことで。 好き放題に伸びた長い長い髪の毛が、別の生き物のように うねうねと風になびいて、なにかから守るように、彼女…
当番ノート 第28期
地下鉄の駅を出て長い階段を上り、交差点に立った時、和光ビルの時計が九時を告げた。周囲のけばけばしい明かりとは違って、あの時計の光は柔らかい。けれどそれを眺めたのは一瞬で、僕は信号が青になると同時に歩き始めた。夜になったというのに、茹だるような暑さだ。 なぜ銀座に来たのか?熱風に髪をなびかせながら、僕はふと疑問に思った。ここ最近ずっとそうだ。僕は自分が何をしようとしていたのか忘れてしまう。お湯を沸か…
日本のヤバい女の子
【8月のヤバい女の子/別れとヤバい女の子】 ●乙姫(浦島太郎) 泳ぎに行きたくて居ても立ってもいられない日々です。雑誌なんかもう、Instagramに最適な浮き輪やら水着やらでお祭り騒ぎです。みんな海のことを考えている。魅力的で恐ろしく、優しい海のことを。 ――――― 《浦島太郎》 昔むかし、浦島太郎という漁師がいた。ある日魚を釣りに行った浜で子供が亀をいじめていたので、かわいそうに思い助けてやっ…
長期滞在者
1993年にブリュッセルに住み始めたその10月の終わりに大雪が降ったのを体験して以来(しかもその日はゼネストの日と重なっていた)、ベルギーの天気というのは異常気象が基本なのだと思ってはいるのだけれど、年間を通しての日照時間の少なさだけはマジ勘弁してくれと思うことは本当に多く、それは日常茶飯事だ。いや、ここは「日常麦酒揚芋事」とでも言ったほうがいいだろう。 今年も例年に違わず、7月に入っても最高気温…
当番ノート 第28期
はじめまして。 韓国生活で日々感じること、考えさせられることを綴っていこうかと思います。 自分は韓国で美容師をして4年目を迎えている。 この3年ちょいでいろんな大変なことがあったでしょ?とか、どうして韓国で美容師をしているの?など 良く聞かれるがまたちょくちょく機会があれば書いていこうと思う。 今回は最近感じたことを文字にして整理してみることにした。 今の自分のお客さんの割合は日本人50%、韓国人…