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2F/当番ノート

北京

当番ノート 第2期

ただ今、私は北京にいます。
ある舞台のお仕事できています。
観光する時間もなく、起きて飯食って踊って飯食って寝る。
シンプルな舞踊家的な生活です。
物価も安い、飯も美味い(美味い場所を見つけられた)ホテルも快適でいう事ないと言いたいところだが、一つだけ。
休みがない。。。
あぁ無情。。。
仕事だから仕方ないとはいえねぇ。もう少しさぁあの辺をこうしてああしてとか巧くやって欲しいものだ。

・・・仕事の話は置いといて、中国に以前から持っていた3K(臭い・汚い・危険)のイメージがほんの少し変わった。
ここ北京は割と街自体の区画整備されている感じ。
路地に入るとまだジャッキーチェンの初期の映画の雰囲気を醸しだしてはいるがそれもまた違った意味で乙です。
そしてホテル周辺の立地がいいのか治安がいい。
露天屋台が出ていたりはするが、怪しい人は空港以外では見ていない。
空港の怪しいのは観光客相手のスリかなにかだったかな。
幸いうちらのカンパニーでは被害者はいなかった。
まぁ帰るまで油断は禁物という事で。

私は北京到着翌日の朝、散歩がてら(ちぃ散歩大好きです笑)世界遺産の故宮まで行ってみた。
地図での道のりはたかが3ブロック半ぐらいかと高を括ってみたら中国の道の広さとでかさにビックリでした。
たかが3ブロック半に1時間半かけてしまい、リハーサル前の身体は帰りはタクシーを選択せざるを得なかったのです。
故宮に着くと、人力車ならぬチャリ力車みたいなのがわんさかいて観光客を鋭い眼光で狙っていたぜぃ。
ワイルドだぜぃ。
なぜかすぎちゃん。。。
かくいう私もそのワイルドな毒牙が襲ってきました。
巧みに変な英語を駆使し私をチャリ力車に乗せようとするオッサン。
そうはいくかと私も片言の英語でねぎりまくる。
相場は分からないけど、提示された半額にしてやり、ざまぁみろと思いながらチャリ力車に乗る。
故宮の周りをブラブラ乗って観光、心地よい風が気持ち良かったですね。
最終地点に到着し、はい勘定ってな訳です。
私は100元しか持っていなくヤバいなと思いつつ、手渡し、御釣の50元をもらいました。
ところが私は元の下の角というお金にお札があるとは知らず50角を渡されていたのです。
オーマイガッ!!
しかし次にコンビニに入るまでは気づかずにいてコンビニのお姉さんに角の事を教えてもらったのです。
ひぇー(><)
butお姉さんありがとう。
騙された後の親切な人は可愛く見えた(笑)
日当が出るという事で換金せずにいたのとガイドブックを誰か買ってるだろうと人任せにしていて、そしたらダンサーみんなそう思っていたというずぼらなみんな(笑)
そのせいで中国基本情報を知らずにいた私の落ち度です。
でも一つだけ良かったのは偽札で50角で渡されなかった事でした。
今回のプロデューサーの人は中国人なのにご飯食べたあとの御釣をすべてコピーした偽札で渡されたらしいです。
いやいや現地の人でも騙されるんですから、凄い国です。
あと一週間いるのでまだまだ何かが起きそうな予感。
中国面白さをまたレポート致します。
日本の皆さんも素敵な日々をお過ごし下さい。
ではでは、また来週!!

原田 みのる

原田 みのる

19歳より舞踊の道へ。07年シルク・ド・ソレイユポテンシャルアーティストに認定される。07~08年noism所属。10~12年3年連続で香港のNgau chi wan civic center に6大陸のソロダンサーに選出され、演出振付作品を発表。他にもHawaii Tau dance theater、新国立劇場に作品を委嘱されるなど演出・振付家としても才能を発揮している。
自身の創作の他に島崎徹・上島雪夫・金森穣・加賀谷香・能美建志等の作品に参加し精神性の高い踊りと柔軟性溢れる感性をみせる。
12年5月よりベルギーの振付家シディ・ラルビ・シェルカウイの世界ツアー作品に参加。

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