学生時代の写真です。この時期の写真を語る言葉は特にありませんが、とにかく単純に来たものを捉えるという反復作業に徹底していた様に思います。写真を撮りフィルム現像してそれをプリントする。そしてまた外に出て撮影してとその繰り返しの毎日でした。今の生活も当時とそんなに変わりませんが、とくかく外へ出ていって撮影する毎日を過ごしていました。その後2003年に学校を卒業し、ギャラリーニエプスのメンバーとして活動することになり、同年の最初の個展「アリアドネ」は上の写真を中心としたイメージ群でまとめた展示でした。来年はその最初の個展からちょうど10年。10年たった今、当時と何が変わったのか。写真について考え物事を経験しはしましたが、どのくらい遠くまで来れたのか。これからも写真を撮りながら様々なところを歩いていくと思います。
今回が最終回です。短い間でしたがありがとうございました。