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2F/当番ノート

ドラマチックな日常の欠片(2014.04.03)

当番ノート 第14期

0403

トーストを2枚と温めた牛乳にインスタントコーヒーを溶かしたカフェオレ。
もう少し暖かい陽気になってくると、冷たい牛乳に変わるくらいでこの組み合わせは基本変わらない。
今日の朝ご飯。正確には僕の朝ご飯。

毎日同じような服をきて、同じルートをとおって、同じ車両に乗って仕事にいく。
休みの日にはお気に入りのパンを買いに行くし、たまに飲むビールだっていつも同じ銘柄を選んでいる。

日常を変えることはとても難しい。

全く同じ日なんて今まで一日もないけれど、毎日がドラマチックなわけでもない。
僕は日々「ドラマチックに生きるんだぜ。」と思っていて、
ギターを買っては慣れないコードを弾いてみたり、
釣りをするためだけに遠い南の島に行ったりもした。
それはそれで楽しかったし、ドラマチックだった。

ただ、ドラマチックだと思えるのは一瞬であって、
日常ってのはあっという間にドラマチックなものを飲み込んで
風化させていくものなのだなぁと思うのだ。

そもそも日常とは「水」とか「白いご飯」みたいにブレ幅の小さいもので、
飽きたり、嫌になったり、変化するものではないだろうから、
そこにドラマチックさは求められないんじゃないか?と思いはじめていた。
そう思った方が合点のいく部分が多かったし、
そもそも日常をドラマチックにしようとする考え方自体に
多少面倒くささを感じていたのかもしれない。

そして、ちょうどそのころ自分の中でちょっとしたブームだった
「日常がどうだ。」とか、「ドラマチックがどうだ。」とかいう話と
全く関係のないことをblogにアップしたことがあった。

奇しくもそのことがきっかけとなって日常がゆっくりと動きだし、
のちにドラマチックな展開を引き起こすことになるのだった。

アパートメント14期 木曜日を担当させていただきますマツモトタケシと申します。
2ヶ月間よろしくお願いします。:)

マツモト タケシ

マツモト タケシ

1年のうち1ヶ月は旅人。
そして、もう1ヶ月は釣人。
残りの大半はスーツケースの
販売職人。

常に移動を繰り返し、
同じやり方を好まない
ロマ気質を持ち、
古いものと新しいものの
ほどよいバランス求めている。

いずれは海外か、
人の少ない土地に移住を目論む
37歳。

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