栗の木のはなし
私は栗の木でした。
私の目の前には広い平地があってその眺めは抜群です。
首を通る清らかな水と顔にあたる柔らかい風はそのおかげです。
私の左右には、花が咲く名の知らない木、その香りで花歌が止まりませんでした。
私は動く事ができませんが、毎朝私をくすぐる小鳥がやってきます。
小鳥は歌い、私は踊り、毎日のそれが日課です。
私の葉を食べる虫たちは、食欲旺盛でまるで大地の母のような気分を味わいました。
そんな日々を思い出した、今日この頃です。
親指みたいなペット
親指みたいなペットが懐いてる
ちょっとぬるくて愛らしい
家に帰るとスリッパの
ちょっと影で休んでる
一粒のごはんを頬張るあいつ
親指みたいなペットがニヤけてる
ブランコで登校中
今日もブランコで登校してる
着きそで着かないブランコ登校
行ったり来たりのブランコ登校
いつまでたっても登校中
鳥ノ木のはなし
トリがいっぱいとまってる
トリが素を作って卵を産んだ
卵が破れてトリが倍増した
私は鳥ノ木です
と思った瞬間、トリ飛びだった。
たんぽぽ食べて綿毛のうんこ
まだまだぐるぐる溢れてる