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2F/当番ノート

パソコンの前に座って

当番ノート 第22期

はじめまして、日下 明と申します。
フリーランスのイラストレーター・グラフィックデザイナーをしています。
また、絵と音と言葉のユニット「repair」に所属し、そこでは絵とトロンボーンを担当しています。
朝弘さまよりお便りいただき、こちらに2ヶ月間、土曜日に入居させていただく事になりました。

さてさて、何を書かせていただこうか…
色々悩んだのですが、せっかくなので、僕の絵を描く道具でもある「デジタルで描くイラストレーション」について書かせていただこうかなーなんて思っています。

よく間違えられるのですが、僕の絵は全てPhotoshopで描いています。下書きも無し。しかもマウスで描いていて、日々パソコンとにらめっこ。では、そもそもなぜデジタルで絵を描いているのか。きっかけは「仕事として絵を描く」と決めたからでした。

僕が絵を描き始めたのは約5年前ほど。それまではグラフィックデザインやWebデザインをしていましたが、昔からの夢だった「絵を描く仕事がしたい」と思い、デザイン事務所を辞め、絵を描き始めました。

まずはじめに考えたのは「仕事として絵を描く」にはどうしたらいいか。

「仕事」として成立させるためにはあらゆる媒体に使いやすい「最高の素材」になること。「印刷」される事を大前提に、データのやり取りもスムーズで修正もしやすく、体力的な事、ちょっとした無茶な要求にも対応できる事、「印刷」だけでなく「web」でも使える事など、様々な要素を検討した結果「デジタル」で「データ納品」できるイラストレーションという答えになりました。それに加えて、デジタルでアナログのような表現が出来れば仕事の幅も広がるのではと思い、突き詰めていった結果、現在のようなタッチに行き着きました。前職でパソコンを使い慣れている事も後押しとなった気がします。

そんなわけで、今日の一枚はこちら。

bin

今回は、僕がデジタルで絵を描くきっかけをお話しさせていただきました。こんな感じでこれから2ヶ月間に渡り、僕なりに感じたデジタルイラストレーションの良いところ、悪いところ、そして新たに挑戦すべき点など書いていけたらと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。

次回は僕が今担当しているお仕事などをご紹介させていただこうかなと思います。

akira kusaka

akira kusaka

イラストレーター&グラフィックデザイナー。repairというユニットでも活動中。絵とトロンボーンを担当。

Reviewed by
白水 麻耶子

ふと目にした時から、目にすんなりと溶け混んで来た絵。繊細な音の様な砂の様な絵は、実は未来の機械を手で動かし乗りこなし描かれた絵。それはもはや新しい絵の具で新しい3本目の手。そして星の並びの様に、とんとんと並べて行った日下さんの星座ができる迄のお話し。

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